ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:高校サッカー・第96回全国高校サッカー選手権大会 決勝戦

f:id:y141:20180108233436j:plain1月8日、埼スタで高校サッカー選手権の決勝戦を観戦。

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「国立最蹴章」と銘打って超満員に膨れ上がった国立競技場から「蹴都移転」の埼玉スタジアムで4大会目を迎えました。日本代表戦に匹敵するフェス感のある雰囲気の埼スタまでの道のりも、応援歌の生ライブに合わせてバックスタンドで肩を揺らす応援席の光景も見慣れたものとなってきました。

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また、今大会の応援リーダーを務める大迫選手のような、ライト層にも届くような突出したタレントが不在でも、4万人を超える観客が集められるのは、本大会のブランド力を証明するものであると思います。

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準決勝を大量得点で勝ち上がった前橋育英と、今大会無失点の流経大柏の対戦となった試合は非常に白熱した試合になりました。

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前半から前橋育英の攻勢が目立つものの、流経大柏も守備で踏ん張る。

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特に、大会7得点を挙げた前橋育英・飯島選手とマンマークする流経大柏・三本木選手のマッチアップは非常に見応えがありました。

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後半は「攻める」前橋育英、「守る」流経大柏の構図が鮮明になりました。前橋育成は、ポゼッション率を高めながらも途中交代で高さのある選手を投入し、ポストプレーやクロスボールから決定機を作るなど、様々なアプローチで相手ゴールに迫ります。

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しかし、流経大柏もディフェンス陣を中心に粘り強くゴールを死守し、ゴールネットを揺らさせません。非常に高い集中力で対応していたと思います。

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手に汗握る激闘は劇的なかたちで締めくくりました。最後に勝利の女神がほほ笑んだのは、最後まで諦めずに攻め続けた前橋育成。前橋育英一筋の山田監督、決勝点を決めた2年生・榎本君も涙。埼スタで3度目の正直、悲願の初制覇となりました

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青春をかけた情熱、監督・仲間の思いを胸に戦う姿勢、勝利のための献身さ、完璧なまでに感情武装した選手たちのプレーはプロの舞台とは異なる輝きを見せてくれます。だからこそ、決勝戦を終えて、大会最後の勝者と敗者のコントラストを映したスタジアムに響き渡る『ふり向くな君は美しい』は心に響きます。


高校3年生にとっては、高校サッカー選手として今日が最後の試合になりますが、また競技場で会えることを楽しみにしております。いつの日か、また会おう。

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