12月9日、秩父宮ラグビー場でジャパンラグビートップリーグ・第11節を観戦。
今季のトップリーグは2カンファレンス+プレーオフを採用。人気チームとの対戦機会を平等に設けるという昨季の総当たり戦の趣旨もわからなくもありませんでしたが、順位決定戦トーナメント争い・決勝戦という盛り上がりやすい場面を作る仕組みが必要ではないかなと感じていただけに、日本選手権に組み込む形でコンパクトに収めたプレーオフ制度の採用には個人的には賛成です。
試合は、序盤からサントリーが主導権を握るものの、両チームともにミスと反則が多くトライが生まれない状況。普段のメンバーから若干メンバーを入れ替えて臨んだことも影響していたのか、トライまで持ち込めない場面が度々見られました。
ただし、サントリーは、この試合に勝てば日本選手権進出が決まるだけにPGで手堅く得点を積み上げ、前半終わりに2トライ目を決めてリードを広げました。
後半はNECが序盤から攻勢を仕掛け、早々にトライを奪って流れを掴みます。7点差まで追い上げたことで若干落ち着いた試合の雰囲気を一変させました。
後半のNECのアタックは非常に良かったですし、何とか防ごうとするサントリーのディフェンスとの攻防は見応えがありました。サントリーはNECの攻勢を凌ぎ、終盤にトライを奪って再度リードを広げて見事に勝利を収めました。
サントリーとしては、この日の試合は課題も多かったのではないかと。調子を上げてきた東芝との府中ダービー、そしてリーグ連覇をかけた日本選手権と大事な試合が続きますので、次回観戦時はより良いラグビーが見れることを期待しております。
ラグビーを学ぶには、現場で見るのが一番。ラグビーW杯のチケット申込受付の話題が出てくるなど、ビッグイベントの足音も一歩ずつ近づいてきました。ラグビーの魅力というのを観戦者として、もっと伝えていきたいところです。