ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-ガンバ大阪

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11月18日、久々の等々力でガンバ大阪戦を観戦。

試合は、エウソンのゴールで川崎勝利。試合を通じて感じたことは以下の通りです。

〇 プレイバックと上書き

降水確率90%にも及んでいた予報でありながらも何度も止まっていた雨脚を補うかのように、90分間絶えず打ち続けられていた川崎のシュートの雨=25本。スタッツ上でも早々に見ることができない20本以上のシュートが示すものは1つ、90分を通じて押し込む状態が続いていたということになります。

私見ですが、ガンバさんも、川崎に押し込まれる展開を前提に置いて試合に臨んでいたものと考えています。自陣の素早いブロック形成すること、攻撃は自陣からのロングボール、あるいは相手のボールホルダーに対して圧力をかけて奪い、素早くカウンターを狙うという意図が明確であり、この点は迷いなく遂行できていたからです。ただし、川崎側のボール再奪取、球際の攻防からの回収率の高さを見せたことで、思った以上に決定機を作れなかったのが、防戦を強いられる結果に繋がったものと思われます。

一方、ボールを握る時間帯を長く作り、決定機を多く作った川崎ですが、東口選手の好セーブもありましたが、フィニッシュの精度に欠き、なかなかネットを揺らすことができませんでした。しかしながら、観戦している立場とすれば、頭を抱えるような展開ながらも、攻撃に対する姿勢を支持する自分がいました。

先日のルヴァンカップ杯の決勝では、終盤に自分たちのスタイルを捨てたアプローチが攻勢を弱め、セレッソの追加点を許してしましました。この日の試合展開も、あの埼スタでの試合を彷彿とさせる構図だったと思います。

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あの敗戦から来るメンタル面の落ち込み、ゴールを奪えないことに対する焦る気持ちも伝染してくるように感じましたが、選手たちの「このスタイルで勝つ」という強い気持ちが伝わる攻め方が最後の最後にゴールに繋がったことは、非常良い良薬になったと思います。アドリブで決めた憲剛さんのファーのCK、決勝のピッチを交代で離れたエウソンが見せた意外性のシュート、攻守に粘り強く戦う姿勢を含めて今季の鬼木フロンターレのスタイルだと思います。

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以上です。残り2試合、食らいつきましょう。

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