ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・柏レイソル-川崎フロンターレ

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10月29日、日立台柏レイソル戦を観戦。


試合は、柏さんが2点リードを許したものの、終盤に川崎が追いついて引き分け。試合を通じて感じたことは、以下の通りです。 

〇 地上戦から空中戦へ

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現在、ラグビー日本代表を率いるジェレミー・ジョセフHCは、キックを多く利用した戦術を採用しております。

滞空時間のハイパントのキックを起点に、左右にワイドに展開し、素早い攻撃を仕掛けるアプローチは、「JAPAN WAY」を標榜し、ショートレンジのパスを中心とする地上戦を展開したエディー・ジョーンズ前HCとは大きく戦い方を変えております。この点を踏まえ、11月4日のテストマッチ・オーストラリア戦は注目してください。

両クラブの試合を見ながら考えていました(汗) 繋ぐことを早々に断念し、蹴るサッカーに徹していきました。しかし、ラグビーと異なり、アンストラクチャー(陣形が崩れた場面)でタックル等を仕掛けるとファウルになるため、ポイントは高さによる対空戦、前線の選手の推進力の2つが重要であると感じました。

この点においては、強力なブラジリアントリオ+快速ウイングの伊東選手を前線に配置した柏は脅威でした。キック後のプレス、落下点が50/50になった時に競り勝てる強さ、あるいは一歩前に出ることができるスピードを持つ選手たちを前に川崎が押し込まれる時間帯が長くなりました。前線の潤滑役・プレスの起点にもなる中川選手ではなく、オリベイラ選手を起用したのは、良い組合せであったと思います。

一方、鬼木監督も試合をよく見ながら「キッキングゲーム」になった試合の対応を進めてきたと思います。森本選手、知念選手の投入することでロングボールを収め、クロスからシュートに持ち込める形を作ってきました。板倉選手もどちらかといえば、終盤のパワープレー要因に近かったと思います。


結果的に高さの起点を多く作ったことが同点に繋ぐことができました。2失点は痛かったですが、自分たちの武器を完璧までに封じられた中で得点を奪えたことは良かったと思います。

しかし、昨年のCSのように成功体験を糧に普段の戦い方を簡単に捨てないことも大切かと。難しい試合は続きますが、自分たちのサッカースタイルをしっかりと貫くことを第一に考えて欲しいと思います。

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以上です。この試合で見せた執念が残りの試合に繋がると信じて。大会は異なりますが、今週末はファイナル。カップを摑み取れ!

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