9月30日、等々力でセレッソ大阪戦を観戦。
試合は先制点を契機に良い時間帯に着実に得点を重ね、5発快勝。試合を通じて感じたことは以下の通りです。
〇 技術と無形の力が生んだゴールショー
試合前は厳しい展開が予想されましたが、久々の大量得点で勝利することができました。さらに、谷口選手の先制点を除けば「ゴラッソ」と言いたくなるような物凄いゴール連続。同じゴールを再現することは困難だと思います。
正直、後付けの理由ではありますが、個々の技術をピッチ上で表現しようとする川崎の哲学が土台にあるから生まれたものであると思います。森谷選手のドライブシュートを日々の練習、試合中にトライしている場面は、川崎サポも多く見かけていると思います。
前半に貴重な追加点を奪った、悠様もインタビューで述べていた通り、日々の練習でネット選手の特徴を理解していたから成立した形のゴールだと思います。
また、大島・阿部両選手の不在による影響は大きいと思いましたが「今、ピッチ上に立つ11人で生み出せるサッカーを色濃く出す」というメッセージが伝わる内容だったこともよかったと思います。欠場した選手と同じように、ではなく、チームのスタンダードをクリアしながら、自分の持ち味を出そうとする姿勢は、先日の清水戦同様に伝わってきたと思います。
丁度『戦術リストランテ Jリーグ編』で西部さんが解説されていたように、川崎のサッカーの特徴は「形がない」ことだと思います。一方、川崎の各選手・チームは、技術はもちろん、洞察力や判断力、さらに今季はスカウティングデータを分析して活用する力といった「無形の力」を高めてきました。まさに、この日のように、個々の選手の技術と無形の力が生み出した川崎らしいサッカーを表現できたことは、終盤戦に向けて良い流れを作れたのではないかと思います。
以上です。諦めない気持ちが伝わるナイスゲーム。応援する自分も同じ気持ちで。1試合を大切に。