ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-サンフレッチェ広島

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昨日は、等々力でサンフレッチェ広島戦を観戦。

W杯予選に伴う中断期間後、最初の公式戦となった試合は、阿部選手のゴールを守り切った川崎が勝利。試合を振り返って感じたことは以下の通りです。

 

〇鬼木フロンターレの「第2開幕」

今節では、怪我で戦列を離れていたエウシーニョ選手が復帰。森本選手が離脱中ではありますが、5月に復帰した家長選手を含めて攻撃陣のメンバーが揃いました。

リーグ戦の1/3以上の試合数を消化しておりますが、鬼木フロンターレにとっては第2の開幕を迎えたといったところでしょうか。その意味では、開幕時と同様、前線のベストミックスを模索する必要があると思います。

この日の試合では、阿部選手を1トップ、左から悠様・憲剛さん・エウソンでスタート。試合中の4選手はポジションチェンジを繰り返しながら相手陣内に迫りましたが、前半は決定機の場面が記憶に乏しいほど、不完全燃焼に終わりました。後半、鬼木監督は悠様と阿部選手の位置を入替。結果的に配置転換がハマり、阿部選手の先制ゴールを含めた「川崎の時間帯」を生み出すことができました。

開幕時と同様、しばらくの間はトライ&エラーを続けながら試合をこなす必要があると思います。鬼木監督自身、まさに鬼の目を光らせて試合を観察し、変化を加えて試合を好転させる工夫は行っておりますが、暑さによる体力的消耗が増してくる7月以降の戦いを前に設計を終えていきたいところです。

〇 川崎・広島の割り切り

試合を観戦する中で「割り切り」という言葉が頭浮かんできた方は少なくないと思います。自分としては、前半の広島、後半は川崎に対してです。もちろん、広島さんは森保監督就任後、一貫して素早いブロック形成からのカウンターという戦いを続けており、何度か広島戦を観戦した人からすれば見慣れた光景だと思いますし、そうした展開だからこそ先制点が非常に重要な試合であることも認識していました。

一方、終盤の川崎の戦い方も、相手の攻勢を跳ね返すことを前提にした割り切った戦い方を展開しました。見ている側とすれば髄所に危険は感じたものの、危機を察知して布陣変更を交えた対応があってこそ踏ん張ることができたと思います。試合の締め方としての課題は残ったものの、勝ち切るために手を尽くすことが今季の大きな変化であることを改めて強く認識させられた内容でした。

前節のマリノス戦もそうですが、割り切った相手と対峙することは非常に難しいことだと考えております。仮に広島に先制されていれば、おそらくマリノス戦のような展開になったと思います。しかしながら、間違えてはいけないのは、ワリキリはワリカンではないので相手の対策を上回り、相手を動かさければなりません。今後、試合数を重ねていけば同じような展開は今後も増えてくると思いますので、その意味でもチームの力を高めていく必要があると思います。

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以上です。厳しい試合は続きますが、1戦必勝で頑張っていきましょう。

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