昨日は、カシマスタジアムで鹿島戦を観戦。
ACLラウンド16を含めた連戦に突入。怪我人が復帰し、今季初のリーグ連勝を飾るなど結果も出てきた川崎。この流れを継続していきたいところ。
試合は、鹿島さんに押し込まれる時間を多く作られましたが、数少ないチャンスを活かして勝利。試合を通じて感じたことは、以下のとおりです。
◯ 今季の川崎に欠かせない攻撃
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) 2017年5月19日
🏆 明治安田生命J1リーグ 第12節
🆚 鹿島vs川崎F
🔢 0-1
⌚️ 19分
⚽️ 阿部 浩之(川崎F)#Jリーグ
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先制点の場面は、自陣内での好守からロングカウンターによる得点です。
先日の新潟戦におけるハイネル選手のゴールもそうでしたが、長い距離の一気にゴールまで結びつけるかたちは昨季の川崎には見られなかった攻撃アプローチであったと思います。
人数をかけてショートパスを繋ぐだけではなく、長い距離のボールを使った仕掛けのアプローチは2月の水原戦からも垣間見えましたが、長谷川選手やハイネル選手が持ち味を発揮できるようになったことで身を結びつつあります。
また、今季は押し込まれた時に自陣内で身体を張って守る部分を強く意識しておりますので、守備に多くの人数を割くため、反転攻勢は少ない人数で実行しなければなりません。厳しい局面は割り切って守る上でも、このような攻撃は欠かせないアプローチであると考えております。
◯ 守備の個人戦術を組織化できるか?
結果的に完封は出来たものの、怪我人を多く抱える鹿島さんの連携面や精度に助けられた部分も強く感じるので、正直なところ得点と同じ数の失点してもおかしくはない内容だったと思います。
特に、磐田戦と昨日は、対人守備や高さに抜群の存在感を見せるエドゥ選手、好セーブで得点を許さなかったソンリョン選手の個の力に助けられているだけに、改善点は多くあると思います。
例えば、前線が攻撃時に流動的に動く反面、守備時の位置が曖昧になることが見受けられ、相手のサイド攻撃に対する圧力が上手くかからず、自陣深くまで押し込まれる場面は何度か見られました。
適切な人数をかけた守備と球際の強さで簡単には起点を作らせなかった鹿島さんの中盤の守備は、ベストメンバーが揃わない中でも高いレベルで表現できていただけに、その差を強く感じました。
私は、今の守備のままでは強い個の攻撃と対峙した時に瓦解すると思います。攻撃と同様に守備に関しても個と組織を上手く融合させて、さらに高いレベルを目指して欲しいと考えています。
以上です。上昇の機運が気流に変わりつつあるだけに、結果を出しながら内容も高めていければと思います。次はアジア8強をかけたムアントンとの大勝負!