ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-アルビレックス新潟

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昨日は、等々力陸上競技場で新潟戦を観戦。

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(動物マスコット界の重鎮・ラスカルさん)

GW真っ只中のホームゲームということで、家族連れを中心に多くの観客が訪れ、今季初のチケット完売。

好調とは言い難い戦績を踏まえると嬉しい話あるとともに、混雑するスタジアムを見ておりますと、今後の運営に対して改めて不安に感じることも少なくない。

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試合は、ハイネル選手の初ゴール、今季初の3得点を挙げた川崎が勝利。試合を通じて感じたことは以下の通りです。

 

1.グッドタイムな先制点

試合内容を振り返ると「圧倒した」「上回った」という印象は皆無の試合だったと思います。特に前半は、新潟の前線からの圧力に手を焼き、細かなミスも多々発生したことから、危ない場面を何度も作られました。

前節・セレッソ戦(4月30日開催)から先発4人変更しただけでなく、大島選手は約1か月ぶり、エドゥアルド選手に至っては今季初の出場となり、試合の入り方には苦しむことは想定されましたが、前半30分くらいまでは苦しい時間帯が続きました。

そうした状況を踏まえると、前半のハイネル選手の先制点は「グッドタイム」だったと思います。人数をかけた相手の攻勢を凌いだ後に訪れた決定機、阿部選手の縦のボールと、相手の意表を突く動きで抜け出したハイネル選手のイメージがピタッとハマった素晴らしいゴールだったと思います。

2.時間と連携

後半は、阿部選手と悠様の2人の活躍が光りました。

今年の悠様のプレーを見ていると、フィニッシャーとしてだけではなく、自分がお膳立てをする「使う立場」としての役割を意識しているのがわかります。一方、試合を見ているとタスク過多気味にも見えてくるほど、独りよがりなプレーも散見されただけに心配していた部分もありました。

しかし、昨日の試合では、チームのリズムに馴染んできた阿部選手という理解者を得たことにより、得点とアシストの双方の結果を残すことができました。その意味では、初めて自身がピッチ上で表現したいと考えていたものが出来たのではないでしょうか。

そして、ダメ押しの3得点目を決めて全得点に絡んだラスカ、じゃなかった阿部選手の働きぶりは素晴らしかったです。

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(ヒロインを終えた阿部選手。高まる存在感)

開幕時からの守備の貢献性はもちろん、戦列復帰後の攻撃面でも存在感を見せてきましたが、昨日のように「フロンターレらしい」(DAZN解説の福田さん談)崩しのリズムの中に入れるようになってきたことは浸透度の高さを感じさせるプレーではないかと。

この点は、先述のハイネル選手もそうですが、他の選手たちとプレーする時間を地道に積み上げてきたことが実を結んだものと考えられます。選手間の相互理解が進むことで連携が深まることで、個の能力がチームに還元される良い循環が生み出しつつあります。耐えることが多かった4月を経て、新たな芽が生まれつつあると予感させる試合でした。

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以上です。まだまだ課題も多かった試合ではありましたが、攻撃陣が結果を残したことで今後の戦いにも大いに期待していける内容かと。憲剛さん、エウソン、そして家長選手の復帰が待ち遠しい。進化のための歩みを止めることなく、力強く踏み出せるように後押しできればと考えております。

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