昨日は、千葉ポートアリーナで開催された千葉ジェッツのホームゲームを観戦。
激戦が続く東地区で3位につける千葉ジェッツは、東地区2位を目指した勝利を求めるだけでなく、ホーム最終戦となる今節に最多動員記録にも挑戦。
結果としては、過去最多の動員数となる7327人を集め、秋田とのデッドヒートを制した千葉の勝利。試合を通じて、感じたことは以下の通りです。
〇 熱狂と強烈な光
試合はバスケならではの非常に面白い内容だったと思います。千葉が４点リードで迎えた２Qは抜きつ抜かれつの攻防を繰り返し、秋田が1点リードして折り返すことに成功。
この日の秋田は、各クオーターで攻守の粘りで流れを引き寄せ、攻撃力が持ち味の千葉を相手に最大10点差以内で抑えながら、スチールからの速攻や外からのスリーポイント等の様々なアプローチで得点を奪うなど、非常に良い内容だったと思います。
本当に終盤まで激しい試合展開が続いておりましたが、その中で強烈な輝きを見せたのが千葉の「絶対髪形崩さないマン」富樫勇樹選手。
特に、後半は富樫ショーとも言わんばかりの圧巻のパフォーマンス。３Qに逆転されてリードを許した場面で見せたドライブからの得点やタイラー選手のダンクのアシスト、ラスト１分の同点の場面で決めたスリーポイントと咆哮。
千葉ポートアリーナの熱狂の中心にいる富樫選手を見て「お金を払って見に行きたい」と思わせるようなスター性を改めて感じました。
〇 千葉で感じた「一体感」と「ポテンシャル」
Bリーグ開幕を契機に各地のアリーナに足を運ぶ機会を経てたどり着いたのが観客動員数トップの千葉。
オープニングセレモニーから展開される数々のド派手な演出に驚かされるだけでなく、観客が試合に没入していくための細かな仕込みも随所に感じ、バスケの試合を「プロの興行」としてショーアップするノウハウが土台にあることを強く感じました。
また、ホーム最終戦に向けてクラブが掲げた動員目標の挑戦に対して、ブースターはもちろん、千葉を拠点に活動する他のプロチーム、Bリーグ、熊谷市長までも巻き込んで作りあげた一体感が伝わってきました。
7000人の観客が千葉ポートアリーナで作りあげた風景は、劇的な進化を遂げた日本のプロバスケットボールの現在位置と今後のポテンシャルを感じました。
以上です。今日のような試合の風景を見られたことはスポーツ観戦者としても強く刺激を受ける試合となりました。
そして、川崎を応援する立場としては、天皇杯で敗戦した千葉にリベンジしたいという気持ちが強くなりました。足を運んで本当に良かったです。
