ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・ ベガルタ仙台 - 川崎フロンターレ

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昨日は、ユアテックスタジアム仙台ベガルタ仙台戦を観戦。

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試合は、長谷川選手と森谷選手のゴールで川崎が勝利。試合を通じて感じたことは以下の点です。

1 .「ドラゴンロケット」長谷川竜也


怪我人続出のため、リーグ戦の再開初戦にも関わらず総力戦を強いられることになった川崎ですが、今季初先発の長谷川が先制点を挙げる見事な活躍を見せてくれました。
偶然にも、順天堂大の在籍時からプレーを見る機会があった長谷川選手ですが、彼の武器はドリブルを駆使した縦の推進力とシュート精度の2つだと思います。
ボランチの一角としてプレーした時期であっても、低い位置で受けたボールを自ら運んでゴールを決めるようなプレーを見たこともあり、どの位置からでも必ずゴール前で勝負する姿を必ず見せてくれた選手でした。
昨季においても、その攻撃スキルの片鱗を見せていただけに、度重なる離脱に胸を痛めていましたが、この日は復活の狼煙を挙げる活躍であったと思います。特にラインを上げてコンパクトな陣形を維持したいと考える今季の仙台さんとしては、長谷川選手は嫌な存在だったと思います。
また、先月の試合を見る中で悠様がポストプレー等で起点となった時に周囲に反応できる選手がいないことを課題としね感じていただけに、ペナルティエリアに入り込むタイミング、そしてゴール前の仕事ぶりを見ると、チームの今後に繋がる価値のあるゴールだったと思います。

2. 頭の体力勝負
今季の仙台さんは、今季のプレミアリーグを席巻するコンテ監督率いるチェルシーを参考にして構築した3-4-3の布陣で臨んでおります。
渡邉監督は、過去に述べていた「堅守賢攻」に代表されるように、ベースを大事にしながら攻撃における変化を付ける点に模索し続けていたと思います。その意味では、攻守のハードワークで堅守と多様な攻撃を作り出す今季のチェルシーに目を向けたのは「なるほど」と感じました。
実際に対戦してみて感じたことは、守備時は両WBが落ちると5バックに近い運用ができる点、攻撃時は横幅を使っている点が印象に残りました。それだけに、ディフェンスをこじ開けた悠様の突破は素晴らしかったと思います。
一方、ポゼッション時のビルドアップ、あるいはボールを繋ぐ時の判断スピードや所謂「3人目の動き」といった点は取組中といったところで、現時点の判断の遅れであったり、ミスを突いて決定機を防ぐことが出来たかなと思います。
頭の体力も大きく消耗するサッカーであることはたしかだと思います。この点は川崎にも似た部分がありますが、風間監督時代から継続して取組んできた分、粘り勝ちできたかなと感じました。ただし、元々遂行できる人材も抱えてるだけに、連携等を重ねた、次回対戦時はより厳しい試合になると感じましたので、今後も継続してチェックできればと考えております。

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以上です。怪我人を抱え、苦しい試合となりましたが、出場機会を得た選手の活躍で乗り切ることが出来たことは自信にもなると思います。

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もちろん、来るべき上位チームとの対戦においては、ベストメンバーで臨みたいところではありますが、チーム力を底上げも大事だと思います。出場機会が無かった選手たちとしては、この状況でアピールを出来るのか? 競争の激化にも期待したいところです。

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