ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:Bリーグ・川崎ブレイブサンダース - シーホース三河

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昨日は、とどろきアリーナ川崎ブレイブサンダースのホームゲームを観戦。

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昨年より実施してきたオーバーカンファレンスの交流戦も今節で終了。

終盤戦に向けた1つの区切りとなる相手は西地区で首位を走るシーホース三河さん。ラストを飾るには申し分のない「ラスボス登場」といったところでしょうか。

 

〇 川翔海馬閃

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試合は、序盤こそ拮抗した展開となりましたが、Bリーグトップのスリーポイント成功率を誇る三河さんがアウトサイドから得点を中心にリードを奪い、オンザコートのギャップ(川崎:1、三河:2)が生じた第2Qに至っては攻守に圧倒し、前半だけで18点差にまで広げられてしまいました。

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(攻守において抜群の存在感を示した三河比江島慎選手)

後半に巻き返しを図りたい川崎でしたが、三河さんの攻撃を最後まで止めることができませんでした。

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(攻撃において素晴らしいプレーを連発した桜木ジェイアール選手)

アウトサイドからのシュート精度も落ちることなく、インサイドでも多彩な攻撃パターンで切り崩されてしまい、終わってみれば27点差の完敗に終わりました。

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川崎の攻撃の大きな武器となるのが、得点王・ファジーカス選手を生かしたインサイドの攻撃であると考えておりますが、三河さんはこの点を的確に対処していたと思います。三河さんは、川崎自陣のビルドアップ時、あるいはリバウンド後の反転攻勢時、常にボール保持者に対して1人がプレッシャーをかけて、川崎の攻め上がりを遅らせるとともに、自陣での守備の整え、ジワジワと相手にプレッシャーをかけながら外に押し出すような守備を展開しておりました。

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(この日は得点を伸ばせなかったファジーカス選手)

以上の形としての基本対応に加えて、ファジーカス選手に対しては、アイザック・バッツ選手やギャビン・エドワーズ選手といったビッグマンが体を張った守備を徹底し、仕事をさせませんでした。今日のファジーカス選手は、相手の守備を明らかに嫌がっておりましたし、この日の得点数を見ても「抑え込まれた」という印象を強く受ける内容でした。

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川崎とすれば、得意の形が完全に封じ込まれただけに、攻撃アプローチの変化を与えたかったところ。その意味では、第4Qに見せた辻選手を中心とする攻撃の仕掛けは良かったと思います。まずは、GAME2の取組に期待したいところです。

〇「KAWASAKI HEART」をBEATできるか?

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この日の試合は「とどろきをRED HOTに」を合言葉にした積極的なプロモーションを実施し、横浜戦・A東京戦に匹敵する3000人近い動員を集めることができました。

また、先月末に決定したステイトメントコピー「KAWASAKI HEART」のビッグバナー、コートサイドも赤仕様にするなど、ハード面でも一段階引き上げてきた印象。今回の動員作戦を単発的なモノに終わらせず、今後の試合に繋げていくための推進力にもなればと思います。

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(応援リーダー・上々軍団さんの就任は非常に大きいと感じている)

クラブの中心部に「KAWASAKI HEART」を埋め込んだことで、次に求められるのは心臓に血液を送り込むこと、そして鼓動を起こしていくことだと思います。白熱した試合を展開する選手たちはもちろん、観戦者を含めた会場全体で盛り上がる雰囲気を作り出し、その熱を地域に波及させていくことが大事ではないかと。

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その意味では、この日の敗戦は大きな試練となりましたが、こうした時こそ「上を向いて歩こう」と思えるのかどうかだと思います。ここまでの成績面においては良い結果を残しているだけに、興行面でも上位を狙っていきたいところですし、当事者意識を持ちながら色々と考えていければと思います。

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以上です。初代王者を目指す川崎にとって、大きな壁があることを実感する試合でした。そういう意味でも、明日はもちろん今後も激闘を繰り広げる可能性があることを含めて、「強い」と感じた相手だからこそ「楽しみ」と感じました。まずは本日の試合での巻き返しを期待したいところ。GO! GO! サンダース‼

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