ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:Bリーグ・川崎ブレイブサンダース-レバンガ北海道

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昨日は、とどろきアリーナで川崎ブレイブサンダースのホームゲームを観戦。

約1か月ぶりに開催された等々力での試合は、前半1点ビハインドで折り返した川崎が見事に逆転勝利を収めました。仕事の都合で後半からの観戦となりましたが、試合を通じて感じたことは以下の通りです。 

 1.ハマらない試合を勝ち切るために

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川崎は、第2Qに1度逆転を許して前半ビハインドで折り返したものの、1点差ということもありましたので、第3Qの入り方が非常に重要であると感じていました。この場面で、川崎は7番・篠山選手の連続ポイントで逆転し、最初の約1分間で5点のリードを奪うことに成功しました。

試合速報 - 川崎ブレイブサンダース

ただし、その後はゴール下のエリアまでは上手く入れているものの、シュート・フリースローを決められず、試合全般を通じて我慢の展開が続いたと思います。しかしながら、上記の連続ポイントの場面に代表されるように、局面のインテンシティは非常に高かったと思います。攻撃がハマらない場面でも、切り替えた後の守備の部分では集中を切らさず、ディフェンスリバウンドに競り勝ち、再度攻撃に転じていったように、焦れることなく丁寧に試合を運んでいったことが良かったと思います。

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(試合後にインタビューを受ける長谷川選手)

また、この日のMOMにも選ばれた長谷川選手の活躍が光ったように、主軸の選手が思うような活躍が出来なかったときに、他の選手たちがその分を補えるのかは大事だと思います。特に、バスケは局面に応じて選手を入れ替える競技でありますので、試合の流れを変えるだけでなくコントロールしていくことも含めて、チーム全体で戦うことが求められると思います。その意味では、この日はチーム全体で乗り切った勝利と言えると思います。

試合日のチームコンディション、瞬間的な勢いだけではなく、我慢の展開を乗り切る胆力やチーム力を駆使して勝ち切るという手堅さこそ、現在の連勝を下支えしているのだと感じさせました。

 

 2.日々進化を続ける試合運営

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(段差が設置されて見やすくなったコートエンド側の自由席)

度々取り上げてきた試合運営については、試行錯誤を続けながらも日々進化していると思います。例えば、自分自身も観戦経験があるコートエンド自由席は、従前は椅子を並べていただけなので、近場のプレーが見づらいと感じる経験があったのですが、この日から段差を設けられたことで、視界がよりクリアになったと思います*1。コートからの距離の近い1階席の売行きは好調でありますので、環境改善は満足度を高めるだけでなく購買意欲を高める効果を与えると思いますので、私も「あの位置で見たい」と思いました。

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(勝利後のセレモニーも定着。小さな積み重ねが大きな満足の源泉になると思います)

また、ファンサービスの観点から、試合後のMOM選手との記念撮影が出来るコーナーを設けるといったプログラムを追加するなど、試合の中に参加していく機会を増やして満足度を高める取組を進めているのは好印象でした。自分自身、様々な現場でスポーツを見ておりますが、やはり小さな取組の積み重ねが満足度向上には大切だと思います。

今後の改善点とすれば、繰り返し述べておりますが、2階席の動員アップだと思います。例えば、金曜日ならば仕事終わりに駆け付ける方も少なくはないので、以前も本ブログで書きましたが、アクティブサラリーマン層をターゲットにした団体観戦チケット・プランを設けても良いかもしれません。

また、川崎市内の学校でバスケをプレーしている学生や、ミニバスをしているお子さんなど、実際にバスケに触れている層に訴えかける取組も有効だと思いますので、その点を行政などと連携して働きかけるのも良いと思います。いずれにしても、良い試合を続けているだけに、より多くの人に見てもらいたいと思います。

以上です。交流戦が始まり、今月から所属する中地区以外のチームとの対戦が続きます。バスケ人気の高い地域のチーム、初代王者を目指すライバルチームとの対戦は見ている側にも新たな刺激を与えてくれると思います。川崎が誇る「赤い稲妻」の活躍を引き続き応援できればと思います。

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