ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:Bリーグ・川崎ブレイブサンダース-三遠ネオフェニックス

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昨日は、とどろきアリーナで開催されたB1リーグ・川崎ブレイブサンダースの試合を観戦。

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8連勝で中地区の首位に立った川崎ですが、三遠は開幕節で連敗を喫した相手ということで、首位攻防戦とリベンジの2つの意味で負けられない試合でした。

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試合は、前半は切替の早さと手堅い守備で相手に得点を許さなかった川崎がリードを奪って折り返しましたが、第3ピリオドは三遠が良い守備から素早い速攻で確実に得点を伸ばして逆転に成功。

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そして、第4ピリオドは、追いかける川崎に対して突き放す三遠、最後の1秒まで目が離せない激しい攻防が展開されました。川崎が辻選手の連続3ポイント等で4点差まで追い詰めましたが、三遠が逃げ切っての勝利。

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(川崎の反撃を三遠が振り切る。好ゲームでした)

川崎としては、連勝ストップ+ホームゲームの初黒星ということで非常に悔しい敗戦となりましたが、見に来た人にとっては「次の試合を見に行こう!」と思わせる好ゲームだったと思います。

試合終了のブザーが鳴るまで「何が起こるかわからない」と思わせるスピーディーかつスリリングな試合展開はバスケならではの特徴であると思いますし、苦境の中で輝いた第4ピリオドの辻選手の連続スリーポイントはシビれました。

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(DJのリードは仕込みの段階では非常に有効と思われる)

さて、日々発見ということで、今回も試合以外のことで感じたことについて書きたいと思います。この日は2階スタンドからの観戦でしたが、印象に残っていたのはディフェンスの時にお子さんたちが積極的に声を出していたことです。そのため、守りの時に伝わる応援の圧力を1階にいる時より感じました。

DJ主導のコールには賛否あるかと思われますが、とどろきアリーナについてはまだまだ仕込みの段階と言えるので、この点に関しては良いのではないかと思いました。

また、この日はハロウィンにちなんで応援パフォーマンスにも趣向を凝らした取組がなされており、こうした柔軟なアプローチと実効性を見ると、DJによるリードのメリットが働いたのではないかと思いました。

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(平日限定チケットの導入など柔軟な取組を見せている)

一方、観客動員数に関しては依然として厳しい印象を受けました。平日、雨の日に加えて、2週連続、今月6試合目のホームゲームということで客足も鈍る要素は多々含んでおりましたが、開幕約1カ月ということを鑑みると、動員数アップへの施策は臨まれるところです。

既に平日限定チケットの販売、アリーナ飯の補強といった観戦環境へのテコ入れを積極的な対応を行なっておりますが、例えば、学生向けの団体チケット(例:5000円で最大7人まで入場可能) 、親子ペアチケット、自由席2GAMEパスなど、紙媒体の企画チケットを設けるなど、観戦経験者=リピーターを軸にした輪を広げる取組を仕掛けることで(チケット単価は落ちるかもしれませんが)まずは満員を目指すという流れを作って行くことが良いのではないかと。

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(試合後、挨拶する両チームの選手)

プロスポーツの興行である以上、勝敗によって満足した結果が得られないことはあります。しかしながら「面白かった」「また来たい」と思う要因は、勝敗だけではないと私は考えております。その意味では、最後まで諦めることなく、勇敢に攻めていく「Be Brave!」のスローガンにふさわしい試合を見せてくれたこと、客席に最後まで熱気を感じたことは様々な意味で次に繋がったのではないかと思います。

Bリーグの初代王者、満員のとどろきアリーナを目指して、川崎ブレイブサンダースの挑戦を応援していきたいと改めて感じさせる試合となりました。

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