ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・大宮アルディージャ-川崎フロンターレ

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昨日は、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場大宮アルディージャ戦を観戦。

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(ピッチとの距離はありましたが、角度はイイ感じでした)

試合は、嘉人さんの退場で数的不利に陥ったフロンターレが一時逆転するものの、再逆転を許して手痛い敗戦。

試合を通じて感じたことは、以下の2点です。

 

1. 「船頭」はいるが「仙道」がいない川崎

試合序盤は両チームの主導権争いでボールの奪い合いになりましたが、徐々に川崎がボールを持つ時間が長くなり、何度か良い形が作れていたと思います。
自分たちのリズムで、試合の流れを掴みかけた矢先に起こった退場劇は、川崎の攻勢に水を差しただけでなく、相手の先制に繋がるPKまで献上してしまいました。
また、後述しますが、後半は鬼気迫るような執念を見せて逆転まで導きましたが、残り短い時間で再逆転を許してしまいました。
もちろん緊急事態ではありましたし、特に後半はペース配分を無視したガムシャラさを垣間見ただけに、無理もないことは承知しておりますが、残された時間の中で何をすべきかをチームが共有する「間」は欲しかったかなと思います。
自分は退場した後も、逆転した後も「慌てるな」「落ち着いて」という気持ちでしたし、声にも出てしまいました。
嘉人さん、憲剛さんとチームを導く船頭がいることは言うまでもありませんが、バタついた時に「まだ慌てる時間帯じゃない」と声をかけられるスラダンの仙道のような選手はいないのは長年の課題です。
今季は我慢強く戦うことで結果を残せている川崎ですが、こうした想定外の事態が起こった時に立て直せない部分は、今後の試合を通じても不安な要素だと思います。より一層の柔軟性と冷静さを。

2. 川崎の後半に見た「実力」と「現状

後半45分の内容は、川崎の現在位置を示すモノであったと思います。もちろん、ビハインドで迎えたことから逆転するために全エネルギーを攻撃に注ぎ込んだ結果が、このスコアであったと思います。

前線の人数が不足する数的不利の状態でも流れの中から2得点を奪えたことは、チームが積み重ねてきた攻撃力の進化でもあり、今のチームの実力だと思います。

また、残り時間でリードを守りきる、クローザーのカードがいなかったのは今のチームの苦しい台所事情でもあります。

私も奈良選手の投入は考えましたが、全体練習復帰間も無いことからギャンブルな側面はありましたし、本当に必要なのは再三深いところまで侵入を許していたサイドのケアだと思いました。福岡戦の失点もそうでしたが、サイドの緩さを突かれ、攻撃の起点を作られてしまいました。
武岡選手が秋田戦の負傷で万全で無いのは本当に痛く、コレばかりは風間監督も動けなかったのでは無いか、いうのが正直な印象です。

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(埼玉県のマスコット・さいたまっちさん、コバトンさん)

以上です。苦しい時期です。しかしながら、試合後、責任感を強く感じていた大島君の顔、他の選手と意見を交わしながら前を向いていた悠の顔を見て勇気づけられました。

苦境を打開するには君たちの力が必要。乗り越えて走りきりたい。もうココまで来たら、私は諦めたくないです。

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