1日は、駒沢オリンピック公園総合運動場で開催されている東京国際ユース(U-14)サッカー大会を観戦。世界各国の都市から集まった14歳以下の選手たちによる熱戦が繰り広げられる同大会は、個人的にも毎年楽しみにしているサッカーイベントの1つです。
会場で配られたパンフレットでも強調されておりましたが、本大会の魅力は「14歳の本気」(もちろん「本気」と書いて「マジ」と読む(立原あゆみ先生風))です。
特に、毎年参加する南米勢(ブラジル・アルゼンチン)の試合を見ていると、勝利に対する強い思いが伝わってきます。
今回、初戦で見たコリンチャンス(ブラジル)とパリFC(フランス)の試合なんかがそうですが、ゴールや勝利に対するリアクションがすべてを物語っていると思います(ピッチ上のバチバチしたマッチアップとスタンドの緩い雰囲気のギャップがまた凄い)。
また、ボカジュニアーズ(アルゼンチン)と宮城県トレセン選抜の試合では、試合の魅力である「個のマッチアップ」を感じる試合となりました。
どのチームもそうですが、組織的に戦う部分はもちろんありますが、育成年代の試合らしく、20分ハーフのアップテンポの試合展開の中で個人が仕掛ける場面を多く見られるので、スコア以上に見応えがある面白い試合が非常に多いと思います。
ボカはもちろん巧みなボール操作、スピードのある突破を見せておりましたが、宮城県選抜も体を張り、足を出し、粘り強く対応しており、非常に力のあるチームだと思いました(翌日の試合では見事勝利したとのこと)。このように「世界」相手に挑む「日本」の若きプレイヤーの躍動を見れることも、この大会の楽しみだと思います。
世界的に著名なクラブが参戦していることは注目すべき点だと思いますが、サッカーという競技が持つ魅力の原点に立ち返り、その競技が世界に広がっている感覚を肌で感じられるというのは育成年代の国際大会ならではのものだと思います。明日まで開催中ではありますので、お時間のある方は是非とも。