ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-名古屋グランパス

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昨日は、等々力陸上競技場川崎フロンターレのホームゲームを観戦。先週のホーム開幕戦では、両チーム4得点を奪い合う激しい乱打戦となりました。 

4得点を奪っても勝てなかったことを悔いるべきか、4失点しても負けなかったことを評価すべきか、当方を含めて、サポータの間でも判断しがたい試合だったと思います。

「今日は落ち着いた試合運びを」という当方の願いは届かず(笑)、この日も先制点を挙げるものの逆転を許し、そして、ひっくり返すという「エンターテイメント性がすぎる」(憲剛さん談)試合展開になりました。試合を通じて感じたことは、以下の点です。

 1.「課題解決」と「結果」を並走すること

前節の大量失点を踏まえて臨んだ試合ではありましたが、この日も2失点を喫してしまいました。奈良選手が語っていたように「悔しい」という気持ちは試合に出場した誰もが感じていたと思います。90分を見てみれば、今季の守備アプローチ自体は前節以上に出来ていた時間帯は多かったと思いますが、ミスやハマらなかった時間帯に失点は生まれてしまいました。今季は昨季までと違って型があるだけに、目指すべきもの明確だと思います。終盤に押し込まれた苦しい展開も含め、引き続き、「過大すぎる課題」の解決に取組んでほしいと思います。

一方、今季のチームには「しぶとく」戦えている印象はあります。大量失点しても食らいつく、逆転を許しても再度逆転する勢いを見せてくれています。昨季は一定のクオリティを維持できれば強いものの、そうでなければ悪循環に陥って連敗する二面性を見せていました。タイトルを目指す以上、何とか結果を残すという内容を続けてほしいと思います。

2.エドゥアルド選手の可能性

前節は、まさかの前線投入で移籍後初出場を果たしたエドゥアルド選手ですが、今節は本職のディフェンスで初先発出場。チームの特殊性を鑑みると、移籍から半月もたたずに先発出場するとは想像もしませんでした。試合を見てみますと、連携面や試合の中での判断等で改善の余地はありますが、手応えを感じました。高さの競り合いという部分はもちろん、ラインを押し上げていくボール運びや流れの中で細かなボール交換といったタスクをこなせていたのは好感触です。シーズン前は少し不安を感じたCBの選手層でしたが、井川選手を含めた4人の激戦区に変わっていきそうです。

3.中村憲剛の好パフォーマンス

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インフルエンザで悠様を欠き、試合当日に先発の組合せを変更するスクランブル体制で臨んだ攻撃陣ですが、前半からゴール前での精度の部分、判断が噛み合わず苦戦をしました。そんな中で、勝利に導く決勝ゴールと2アシストを記録した憲剛さんの活躍が光りました。

本人もコンディションの良さを強調しておりましたが、クロスやパスの精度はもちろん、守備の切り替え時の鋭い仕掛け等、攻守で積極性を見せていました。ゴールシーンに代表されるように、局面での分析と的確な判断が生み出したプレイは、風間監督が大切にするサッカーの要素が凝縮されていたと思います。

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ただし、年齢的には大ベテランにあたるだけに今後、連戦や夏場に入った時にパフォーマンスを維持できるかは課題になりますし、大島君をはじめ、他の選手たちが存在感を見せてほしいところです。

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以上です。実に川崎らしい「3-2」の試合でした。本当に毎試合心臓に悪いですね(笑)寿命を削りながら応援している気がします。首位に立ったとはいえ第3節ではありますので、焦ることなく1試合1試合を大切に戦っていきましょう。

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