ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:プリンスリーグ・川崎フロンターレU-18-山梨学院大学附属高校

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昨日は、しんよこフットボールパークで川崎U-18のプリンスリーグ最終戦を観戦。最終節まで優勝もプレミアリーグ参入戦圏内も決まらない混戦のプリンスリーグ関東において、昇格2年目の川崎U-18も参入戦圏内に手の届く位置で最終節を迎えました。
 
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試合は、先制後に逆転を許した川崎U-18が同点に追いつき、後半終了間際の時間帯に9番・岸選手のゴールで勝ち越しに成功し、見事勝利を収めました。試合を通じて感じたことは、以下のとおりです。
 
1.「攻撃サッカー」の看板

今野章監督が率いる川崎U-18は、トップチームと同様、攻撃力を押し出したサッカーを展開していました。それだけではなく、ボールを動かして、相手の守備を崩してゴールに迫る。ピッチ上で表現するサッカーの内容もまた、風間監督が指揮するトップチームを彷彿とさせるスタイルの片りんを感じさせてくれました。

 

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高校生の試合となると、高校選手権で展開される堅い展開の試合が多いだけに、川崎U-18が展開したサッカーには、正直、驚かされた部分もあります。真剣勝負かつ1点を争う展開にハラハラしながらも、良い形でパスワークや展開がハマった時の高揚感は、それこそトップチームで感じるモノと同じだったと思います。
 
2.新横浜で垣間見た「等々力の風景」

試合のハイライトは、2-2で迎えた87分に9番・岸選手が相手陣内に待ち構える人垣をドリブル突破して、角度のないところからシュートを放って決めた勝ち越しゴール。岸選手をはじめとするピッチ上の選手たち、サブの選手たち、ネット越しで見ていたサポ、遠目から見ていたU-12の選手たちが集まって喜びを分かち合いました。

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劇場のような終盤に見せ場のある展開、皆が一体となって歓喜の輪が作られる雰囲気。そういう意味では、非常にフロンターレらしい試合だったと思います。あの瞬間の盛り上がりは、まるで等々力のGゾーンを見ているような感覚に陥りました。
 
以上です。残念ながら参入戦には1歩届かず、4位で今季を終えた川崎U-18。このチーム・メンバーで見れるのが最後であると思うと寂しいものです。
しかし、これもトップチームと同様、川崎フロンターレU-18のサッカーは続いていきますし、U-18を引退後の選手たちの多くのサッカー人生も続いていくと思います。川崎イレブンが見せてくれた手に汗握る熱いサッカーは、観戦者の胸に響いたと思います。そんなサッカーを展開してくれた選手たちと、次のステージで再開できたら嬉しいです。熱いサッカーをありがとう、そして3年生は本当にお疲れ様でした。