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ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

『マッドマックス 怒りのデスロード』

映画
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■ はじめに:マッドが解き放たれた立川シティ
今更ながら『マッドマックス 怒りのデスロード』(以下、「怒りのデスロード」)の感想を書きたいと思います。公開直後に3DIMAXで見た時は、様々な意味で圧倒され、言葉にならない衝撃を受けて感想を書ける状態ではなかったです。

その後、レビューや監督インタビューに目を通す等の復習を進め、夏休み初日に満を持して立川の極上爆音上映で2度目の鑑賞してきました! 

立川は既にイモータン・ジョーの支配下にありまふ(断言)。映画館内のテンション朝9時とは思えない高さで、観客の何割かは心の中でV8ポーズをしていたに違いありません(これも断言)。
1.  立川の爆音上映がベストセッティングと考える理由
気が付けば、公開から1.5カ月以上が経過していた『怒りのデスロード』ですが、イモータン・ジョー信者たちの圧倒的支持に支えられ、上述の立川シネマシティの極上爆音上映は9月上旬まで継続が決まってます(8月13日現在)作品の内容等を鑑みると、本作にとって最高のセッティングこそ、2D字幕の爆音上映形式だと思います。既に信者にとっては油くらいの存在だと思います。
○ 映像強度と情報処理
怒りのデスロードに限らず、私が同じ作品に複数回足を運ぶ時は、映画の中の情報量が多い場合が大半です。3DIMAX形式による画面の迫力は素晴らしく、映像の持つクオリティや強度を最大限に引き出してくれますが、画面の情報処理を進める上では難しさを覚えます。
怒りのデスロードは、スクリーンに展開される圧倒的な迫力の中にも細かなディティールが散りばめられており、正直、自分は頭の中の処理が追いつきませんでした。川崎フロンターレ風間八宏監督の言葉を借りると「頭の体力」を激しく消費する映画だと思います。だから、1回目を見終わった後、激しく2Dでのリマッチを脳内が求めていました。
○ 音を最大限に感じるために
爆音上映がベストセッティングと考える理由のもう1つは、言うまでもありませんが「音」の部分です。怒りのデスロードを語る上で、やはり、音は重要な要素です。V8エンジンを搭載した車両群のエキゾースト音、開いた口が塞がらなかったドラマワゴンから繰り出させる演奏等、爆音がスタンダードの世界です。
そんな世界観を引き出すために立川シネマシティは、スピーカーやアンプをマッドマック仕様にセッティングする全身全霊の取組で神対応しております。冒頭、マックスのインターセプター(本作唯一の見せ場)のエンジンの音が肌に伝わってきた時、底知れぬ感動を覚えました。早起きして来て良かったと開始3分で確信しました。
2. 怒りのデスロードとは、ブルーザー・ブロディである
ココまで完全に信者っぽい文章ですが、映画の内容について。前述の情報処理の観点を除いても、映像スゲー、音スゲーだけでは流石に何度も見に行かないわけで、観に行くにはそれだけの理由があります。2度目の鑑賞を経て、私は本作の魅力をこのように書きました。

あらすじで説明すると、文字数をそこまで要することはないシンプルな内容。その土台の上に、ほぼ全編をアクションで構成し、寡黙なマックスを中心に登場人物は多くを語らない。しかし、鑑賞者は多くを感じ、考えさせられる。

映画秘宝 2015年 07 月号 [雑誌]

映画秘宝 2015年 07 月号 [雑誌]

映画秘宝』で拝読したジョージ・ミラー監督のインタビューを読むと、まさに監督の哲学が非常によく反映されていると思います。

クレイジーでありながらも、ロジックがしっかりと構築された素晴らしい作品、見終わった時、まるでブルーザー・ブロディのような映画だと思いました。本当、なかなか出会えないスーパースターです。

■ おわりに:東京新名所・立川シネマシティ

監督のインタビューを読んでると作品への揺るぎない情熱と観客に対する信頼を感じました。面白い作品でも、説明の多い点が「もったいない」と感じる作品も少なくないだけに、このような映像で伝えるというスタイル、というより観客の理解度を信じて作るという姿勢を貫いても良いのではないかと思ったりもしました。

字多丸さんがムービーウォッチメンの批評でも話されてたように、こうした作品をリアルタイムで見れることは変え難い映画体験だと思います。幸いにも、この祭りはまだ終わってません。祭りが続く以上、踊っていたいですし、多くの人に参加して欲しいと思ってます(V8ポーズをしながら)。

東京の近くに住んでて立川シネマシティに行かないのはバカだ(夏目漱石風)。東京に来たら、スカイツリーなんてのはベタすぎる。立川シティで己のマッドを解き放て!!(要予約)