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ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ‐FC東京

スポーツ

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昨日は、等々力陸上競技場FC東京との多摩川クラシコを観戦。実際に試合を迎えてみるとセカンドステージ開幕という印象は薄く、頭の中は年間(勝ち点)に意識が及んでいました。もちろん、試合を重ねていくことでステージ単体を意識していくことになると思いますが、しばらくは慣れるまで時間がかかるかもしれないですね。

FC東京には、味スタの対戦で嘉人さんの記念ゴールを挙げながらも逆転負けを喫した相手。1ステージだろうが、2ステージだろうが、1年に2度負けることは許されません。リベンジするという熱い意志、セカンドステージ開幕ダッシュの双方を胸に試合に臨みました。

試合は、前半をFC東京のプレスと守備に苦しみながらも凌ぎ切り、後半に攻勢を仕掛けてブラジルデュオの3試合連続アベック弾で勝利。見事にファーストステージのリベンジを達成しました。観戦を通じて感じたことは以下の3点です。

1.刺激を力に変えた勝利

風間監督は、火曜日に開催されたドルトムントとの試合を「トレーニングマッチ」という言葉で表現しています。些細な言葉の違いかもしれませんが、親善試合のような別枠として捉えるのではなく、あくまでチームのトレーニングの一環で行われた練習試合であるという意識の表れだと思います。

実際、インタビューで聞かれる場面が多いということもあると思いますが、監督・選手もドルトムント戦で体験した感覚・視点を基準にコメントしていることが印象的でした。特に憲剛さんはマッチデーハイライトの試合後インタビューでも「ドルトムントだったらどうするのか」という意識を持ちながらプレイをしていたそうで、これまで以上に高い意識を持って試合を戦っていたことが伺えます。

Jリーグのどのクラブも体験したことがなかった世界を体験し、そこで得た刺激を力に変えることが出来たことが勝利を引き寄せることになったと思います。その意味でも、ドルトムント戦はクラブが失ったモノよりも得たモノが本当に大きい試合だと思います。 

2.試合を左右した10分

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この試合、FC東京側の視点で考えると、試合を制圧し、完勝できる要素があったと思います。何故なら、上記の憲剛さんのコメントにもありましたが、前半35分くらいまでは東京の守備が完璧にハマっていて、多くの決定機を作っていたからです。

<前田選手のファーストディフェンス>

武藤選手が移籍した前線には前田選手、石川選手の2トップ、トップ下に東選手が名を連ねていました。応援していて、前田選手の存在が非常に嫌でした。序盤のポストプレイの駆け引きで、井川選手が上手く対処できずに収められてしまい、川崎がボールを持つ場面で見せたファーストディフェンスの素早さは流石でした。前田選手の圧力を逃れても、石川選手や東選手の寄せも素早く、その先には米本・羽生・梶山各選手の3枚のボランチが待ち構えています。こうした赤青の選手たちの躍動の前に川崎のディフェンス陣は防戦一方の状態、連係ミスでボールを前田選手に軽々と奪われた時は誰でも失点を覚悟しました。4月の新潟戦でもそうでしたが、序盤の前半10分で決まりかけた展開の中で運もあって無失点で切り抜けたことは本当に大きかったと思います。 

3.個人戦術化が加速するエウシーニョ


試合を動かす貴重な先制点を挙げたのは4戦連発、レナトとのアベック弾も3選連発の絶好調男・エウシーニョでした。4試合のゴールを振り返るとサイドから真ん中に詰めていたからこそ決めることが出来たゴールです。密集地帯でのシュートだろうが、ミドルシュートだろうが、ワンタッチだろうが決めてしまう。シュート技術に裏打ちされた、ここぞという時に決める決定力の高さは大きな武器になっています。

同じサイドにいる武岡選手の存在が大きいと思いますが、自分からカットインで入り込むこともあれば、逆サイドの折り返しに反応して決めるようなゴールもあるように、型破りのダイナミックな仕掛けに加えて、良い位置取りが出来ているのが非常によくわかります。

風間監督の言葉を借りれば「個人戦術」として独立しつつある彼の存在が、セカンドステージのチームを盛り上げてくれることを期待します。

 

以上です。ドルトムント戦は悪夢のような大差の結果になりながらも、成績に響かないかたちで極上の経験値と体験をすることが出来ました。「上手さ」が「強さ」に還元できないのではないかというエクスキューズは選手たちの間にもあったと思われます。しかし、技術の高さを強さに結びつけて圧倒する存在と対峙したことが、選手たちの意識を変えたと思います。ファーストステージ同様、短期間で決着をつけなければならないセカンドステージを走りぬくために、高い意識と目標を持って突き詰めていってもらいたいです。

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