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ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・清水エスパルス-川崎フロンターレ


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昨日は、IAIスタジアム日本平清水エスパルスとの試合を観戦。水曜日のナビスコカップマリノス戦では、組めるベストメンバーで臨み、予選突破の望みを繋いだフロンターレ。この試合に照準を合わせてきたエスパルスを相手にしっかりと闘えるかに注目しておりました。

試合は、早々に喫した2失点を追いかける展開となる苦しい展開。追い上げムード中で再びリードを広げられ、結果的には5失点大敗を喫してしまいました。観戦を通じて感じたことは以下の通りです。

1.「イケる」という罪と「繋げる」という罠

あくまで私見ですが、この試合で割り切りが必要だったのは川崎イレブンだったと思います。ここ数試合は何とか戦えていたものの大半の選手が中2日で臨む川崎と、若手主体のチームでミッドウィークの試合を乗り切り、この試合に臨んだ清水イレブンとの差異は少なくなく、焦れた展開や終盤に追いかける展開となると選手の体力が持たないのではないかと思いました。

応援をしながら、選手たちはリードを許しながら「まだまだイケる」という雰囲気を感じ取れました。たしかに、得点を奪われても中盤でボールを繋ぐことができていましたので、オープンな展開に持ち込めれば、ひっくり返せるという気持ちはビッチ上のイレブンも、応援するサポーターも強く思っていたと思います。

しかし、本当はこのような試合展開は避けるべきであったと思います。早々の失点で清水に手応えと勢いを与える一方で、川崎は追いかけるエネルギーを序盤から使わなければならず、最後の10-15分まで動けるのか不安に感じていたからです。

石毛選手のミドルシュートがネットを突き刺し、三たび2点差に広げられた後、川崎の攻撃のテンポを上げられなくなったのは、点差もそうですが、顔を出したり、前線に押し上げる体力が無くなっていたからだと思います。

後述のとおり、点差を広げないために抑えるべき個の力をケアを出来ていなかったことも大きかったと思いますが、試合の入り方でボタンを掛け違えてしまったのは、この日のチーム状態を鑑みると試合の入り方や試合展開が非常に痛かったと思います。

 2.抑えられなかった個の力

清水戦の前日、私はプレビュー等を読みながら、次のような見立てをしていました。

スタメンの顔ぶれを見れば、イコールコンディションとは言い難い対戦であり、現時点の順位抜きに難しい試合になることは確実だと考えていました。だからこそ、相手の攻守を機能させないためにも、川崎が普段から大事にしている局面での個の勝負で負けないことが大事だと思っていました。

◯ ウタカ選手を止められず。。

この日の清水の攻撃の起点は、ピーター・ウタカ選手でした。序盤から積極的に前線を動き回り、川崎側のディフェンスが上手く対応できていなかったと思います。

ウタカ選手は、エウシーニョのような独特のリズムで仕掛けるかと思えば、レナトのようにシンプルな素早い突破を試みたり、あるいは広い視野で味方を生かす・生かされるプレイを使い分ける等、試合全般を通じて唸らされるプレイが見られました。

例えば、仙台戦のウィルソン選手、ガンバ戦のパトリック選手のように、苦しい試合展開から川崎が流れを手繰り寄せたのは、相手チームの脅威をしっかりと抑えた上で、味方の攻撃に繋げることが出来たからです。

この日の川崎は、ウタカ選手への対応が最後まで曖昧でしっかりと抑えることが出来ませんでした。石毛選手のゴールの起点になったり、川崎を絶望に追い込む5点目のゴールを決められる等、そのツケをしっかりと請求されてしまいました。必然の大量失点だと思います。

 3.櫛引選手に見たハイラインとGKの関係性

この日、清水のGKを務めたのは、杉山選手の完璧なフューチャーの裏をかいて、櫛引選手でした。試合でよく見られたのは、清水ディフェンスラインの間を通したボールの先に櫛引選手が待ち構えて処理されるシーンです。

ディフェンスラインを高く設定した場合、ディフェンスとゴールとのスペースが必ず発生します。コレを埋めるためにキーパーがゴールから離れて高い位置に構える、時折言われる「ノイアーっぽい」プレイなのですが、これをごく自然にプレイしていたのは素晴らしいと思いました。

川崎では新井さんや西部さんもビルドアップに参加する姿が定着し、ミドルレンジのボールをサイドにつけるプレイも試合の中で出せるようになってきましたが、櫛引選手が見せたようなプレイは、まだ型としては出来ていません。

風間監督も出来るだけ高い位置にラインを置きたい意図はもっておりますし、そこを突かれて窮地に陥る場面も多々あります。こうしたプレイは、川崎のディフェンスが目指すべき課題の1つになるかもしれません。

以上です。柏戦でも書いた「負けに不思議の負けなし」の試合でした。メンバーを変えながらやりくりをしてきた前線に対して、お馴染みの顔ぶれのはずのディフェンスが早い段階で失点、終盤に崩れてしまったのは何より痛かったです。耐えるところ、抑えるところの要所で持ち堪える強度を取り戻して欲しいです。

また、この日の結果を受けてファーストステージ優勝は無くなりましたが、プレーオフに向けた勝ち点は稼がねばなりません。水曜日はナビスコ杯の決勝トーナメント行きをかけた仙台戦があります。前を向いて戦いましょう!

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