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ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・横浜F・マリノス‐川崎フロンターレ

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■「魅せるを見せる」

新フォーマットを採用した明治安田生命J1リーグの1stステージ開幕戦を観戦。対戦相手のマリノスは、昨季、2連敗に加えて、Jリーグ屈指の守備力の前に無得点に終わった難敵。昨季の雪辱、今季の飛躍の双方をかけた試合は3得点を奪う快勝に終わりました。試合を見て感じたことは以下の3点です。

1.「完成度」で上回る


この日の勝因を挙げるとすれば、率直に言えば「完成度」だと思います。風間監督4年目の川崎は、昨季からメンバーを変わりつつも、標榜するサッカーの哲学は全く変わっていません。また、今年はACLも無く、この開幕戦に照準を合わせて、新加入の選手を交えて時間をかけてトレーニングを進めてきました。

特に、開幕戦のスターティングイレブンに名を連ねた、車屋・角田・エウシーニョの3選手については、今季の始動段階から明確な意図を持って加入したこともあり、試行錯誤しながら組み込み作業を続けてきたと思われます。前線の選手配置についても、トレーニングと練習試合を続けながら、杉本選手を加えた形を模索してきました。こうした準備を着実に進めてきた結果が、この日の試合で出せたと思います。

一方、マリノスは、新監督を迎えただけでなく、大黒柱・中村俊輔選手、1トップのラフィーニャ選手を負傷で欠くなど、斎藤選手の1トップ起用を含めて、ギリギリの調整だったと思います。試合を見ていて、所々に攻守の機能不全を感じました。そういう意味では、様々な意味で「これから」なのだと思いました。

2.欲しかった1点目、奪うことができた3点目

先日のアルビレックス新潟との練習試合(2月21日開催)の観戦記に「序盤に作ったチャンスを確実に決めていきたいところ」ということを書きました。その点では、この日の立ち上がりでの得点は非常に大きかったと思います。試合開始直後は、マリノスが何となくボールを持てていたこともあり「リズムに乗せたくない」と思って見ていました。だからこそ、開始3分でゴールを奪えたことで、試合の流れを引き寄せるだけでなく、リズムを乱すことに成功しました。

<昨季の開幕戦の悔しい経験を思い出しながら>

応援しながら試合を見ていて、一番「ヤバい」と思ったのは、前半の失点シーン、あるいは相手の決定機ではなく、後半に悠様が決定機を外した場面です。1点勝ち越して迎えた後半の頭に良いかたちで入れただけに、主導権を握って迎えた得点の大チャンスを外したのが流れを変えやしないかと思ったからです。

というのも、昨季の開幕戦が自分の脳内に蘇ってきたからです。等々力に神戸を迎えた昨季の開幕戦は、先制を許すものの前半のうちに逆転に成功、後半も決定機は何度もありましたが、決めきれずことが出来ず、逆に後半のロスタイムに同点弾を奪われて引き分けに終わりました。あの時ほど、決定機を決めていればと悔いた試合はありませんでした。喉から手が出るほど欲しかった追加点だったからこそ、この日で一番嬉しかったかもしれません。試合の流れを作る得点、そして試合を決める得点を奪える力をさらに伸ばしてほしいです。

3.「強さ」が光るディフェンス陣

前半にスペースを狙われて1失点してしまいましたが、課題のディフェンス陣は上々のスタートをきれたと思います。武岡・角田・谷口の3枚、エウシーニョ+車屋の両ウィングで組まれたスターティングイレブン、ビルドアップはもちろん、積極的な攻撃参加も含めた技術的な部分も要求されていると思いますが、開幕戦は彼らの様々な「強さ」が光った試合だと思います。

<守備も「個の能力の組織化」が鍵>

例えば、対人戦の「強さ」。1対1の空中戦の競り合いに負けない角田選手・谷口選手、サイドの仕掛けを封じ込めるために奮闘する車屋選手・エウシーニョ選手、そして、サイドの攻防での粘りや全力の帰陣で相手の決定機を防ぐことにも成功した武岡選手。個々の選手の長所が生きた試合だったと思います。既に攻撃がそうであるように、守備もまた、個の能力を組織化していくことが鍵になると思います。この点は、上記の切り替えもそうなのですが、さらなる熟成を期待していきたいところです。

4.川崎が進める「スピードアップ」

風間監督就任後のフロンターレは、ショートパス、動き出し、個々の判断、サッカーを構成する様々な要素のスピードアップを図ってきました。そして、今年のチームが新たに取組んでいるのが、攻守の「切り替え」の部分です。『川崎フットボールアディクト』の選手インタビュー等を拝見すると、選手もこの点に言及する等、チーム全体で取組が進められていることがわかります。

<開幕戦に垣間見えた川崎の新しい顔と定着>

先日のアルビレックス新潟との練習試合(2月21日開催)においても、こうした意識付けを見て取れる場面はありましたが、今回の試合では、積極的なインターセプト、ボールを奪われた後に奪い返すためのアプローチ、素早い帰陣や攻撃を遅らせるための寄せは、昨季はなかなか実践できていなかった部分だと思います。

この日の試合だけでなく、年間を通じて継続できるかが重要だと思いますが、1つの試合を通じて、手ごたえを掴めたことは大きな収穫になったと思います。この点については、今季観戦するうえでも、継続してチェックしていきたいところです。

 以上です。1試合が終わっただけ、という点もありますが、一方では1試合の結果の積み重ねがシーズンの結果になります。さらに、2ステージ制度により、その結果までの期間が短くなっていることも考えると、1試合の重みが違ってくると思います。苦手であったアウェイのマリノスとの試合をモノにした以上、絶対スタートダッシュを決めたいです。さあ、次節は記念すべき新メインスタンド完成。

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