ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

ひめキュンフルーツ缶「HimeKyun“DENGEKI”Tour 2015」(水戸LIGHT HOUSE)

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■ 激しく光る“DENGEKI”プリンセス

昨日は、ひめキュンのツアー参戦のために水戸までプチ遠征。サッカーを含めて秋ごろから遠征してなかったのでリハビリとしても丁度良かったです。今回のツアーは水戸公演が初参戦となりましたが、ひめキュンらしいセットリストに乗せて素晴らしいパフォーマンスだったと思います(セットリストは、下記の桜子リーダーの素敵なブログを要参照)。今回のライブで感じたことは以下の点です。


〇「点」を「線」で繋ぐ

ひめキュンのツアー参戦は4度目なのですが、毎度ながら構成が素晴らしいなぁと感じています。例えば、対バンやショーケースライブだと20~30分の必殺フルコース的な内容になるのですが、2時間ほどのツアーだと違ったアプローチが色々とできます。1曲ごとの「点」を「線」にするライブを作っている姿勢は、ずーっと続けているので、今回もアルバム引っさげてツアー入る時のワクワク感は半端なかったです。

さらに言えば、愛媛・東京・大阪でも定期公演を開催してる分だけに、ツアー仕様にまとめてくるには、ひと工夫必要のなのではないのかと思います。それを含めても、本当に練られていて「おおっ」と思わされる内容でした。個人的に熱かったのは、以下の2点。

  • 序盤:「クライムクラウン」⇒「GAME OVER」
  • 中盤:「浮世シグレ」⇒「REASON」

前の曲の余韻を残しつつ、次の曲へ途切れなく繋ぐかたちのなかで抜群の組合せではないかと。

あと、今更なのですが、ひめキュンの楽曲制作が変わらぬメンバーで継続性を持って取り組まれていることも、こうした組合せを構成する上でも、大きいのかもしれませんね。

〇 成長を続ける2015年モデルのひめキュン

これは私見ですが、ひめキュンの場合、恒例となる夏の長期遠征(藤岡弘、さん風に言えば修行の旅)を終えて、9月に開催されたバンドセットでのショートツアーや11月頃の東京定期でも感じましたが、パフォーマンスにキレと力強さが増したと思いました。

そこに今回のアルバムで新しい曲が入り、楽曲に厚みを加えてきました。また、夏に出た『パラダイム』で強調されてきた楽曲の中の「怒り」の感情表現が、今回のアルバム曲での「フラストレーション」等の多様な心理描写の表現にも生きてるのではないかと思いました。そうした部分にも夏からの積み重ねを感じました。



以上です。ひめキュンは、ワンマンツアーで全国を回り、対バンや各地の音楽フェスにも出ていき、新しい楽曲を加えていくというサイクルを継続しています。ファンとしても、このサイクルが続いてくれれば何よりも嬉しいですし、それが多くの人たちに伝わってくれる契機になると思います。

アイドルを構成する「物語」としては大きな起伏は発生しづらいかもしれませんが、「終わりなき旅」という別の魅力があることを改めて感じさせる私なりのツアー初日でした。