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ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記・Jリーグ:川崎フロンターレ‐FC東京

サッカー


■ 多摩川の歴史がまた1ページ
昨日は等々力でFC東京戦を観戦しました。FC東京との「多摩川クラシコ」は毎回熱い試合となる鉄板カードですが、代表の試合に出場した武藤選手が活躍したこともあり、個々の対戦も含めて見所が多い試合だったと思います。試合は同カードでは珍しいスコアレスドローという結果になりましたが、試合を見て感じたことは以下のとおりです。
◯ 「もう一歩」が足りなかった攻撃

前線の並びは前節の徳島戦と同じ起用で臨んだ川崎ですが、春の対戦時から、ディフェンス強度を高めてきたFC東京の守備陣の前に苦戦しました。非常にコンディションも上向きであったレナトも徳永選手の粘り強い守備で抑え込まれた場面が多く、前節にゴールを決めたビョンジュンも見せ場をなかなか作れなかったと思います。
一方、悠様は変わらずキレのある動きで脅威を与えていましたが、試合終盤に1トップに位置を移すまではボックス内でプレイする時間が少なかったのは残念でした。改めて、嘉人さんの流動的な動きがもたらす効果を実感するかたちになりました。
もちろん、風間監督が質疑応答で述べていたとおり、チャンス自体は作れていたと思います。ゴール前に人が密集した状態だったり、プレッシャーのある中で決めることができるのかが大切です。その点を含めて「もう一歩」が欲しかった試合でした。
◯ 「捲土重来」パウリーニョ、山越の奮闘
徳島戦からの変更があったのはボランチの一角に起用されたパウリーニョ、左サイドバックに起用された山越の2点。パウリーニョも久々の先発だと思いますが、山越のリーグ戦スタメンは途中加入した2012年以来の2年ぶりではないかと。
丁度、2人は天皇杯3回戦の愛媛FC戦で先発しました。パウリーニョのパフォーマンスは良いものとは言えず、ミスも多かったです。一方、彼に限らず全体的に低調であった愛媛戦の先発メンバーの中で良い動きを見せたのが山越でした。そうした選手たちが大切な試合に出てきたということで、非常に期待しておりました。
試合は、パウリーニョがフル出場、山越は途中交代となりましたが、久々の試合出場とは思えない、良いプレイを何度も見せてくれたと思います。パウリーニョは、他の選手とのリズムとのズレもほとんどなくプレイをしながら、自分の持つ武器である、対人での強さ、精度の高いサイドチェンジ、そしてミドルシュートの3点を随所に披露してくれました。風間さんのサッカーへのフィットは厳しいのではないか、と感じていただけに嬉しかったです。山越は守備で体を張り、攻撃でも果敢に攻め上がるなど、奮闘が光りました。筑波大の後輩でもある谷口とのボール交換を繰り返した場面もそうですが、風間監督の下で長くプレイしてきた彼だからこそ、もっと良さは出せると思います。さらに頑張ってほしいところです。
◯ 存在感を見せた西部、井川のオジフロ軍団
FC東京は、重心を低くしてブロックを固める時間帯もあれば、川崎の最終ラインに対して厳しくプレッシャーをかける等、試合状況によって柔軟に対処してきました。試合を通じて、川崎の攻め手が多かったものの、東京の鋭いカウンターアタックに脅かされる場面が何度もありました。
そうした場面で、ジェシ不在の中で、井川や西部の存在は大きかったと思います。左CBに入った井川は前半からサイドに開いて武藤や河野のドリブルにキレのある選手をしっかりと押さえこんで相手のチャンスの芽を摘み、スタメン復帰2試合目の西部さんも飛び出しで決定機を抑えてくれました。
怪我等も絡んで、中断明けにレギュラーを奪われる形になったベテラン選手たちですが、逆に怪我の選手に変わってスタメン復帰して存在感を見せています。オジフロ軍団の逆襲に期待するとともに、復帰後の杉山たちの巻き返しにも期待したいところです。

以上です。試合内容を踏まえて、この日の結果は妥当だと思います。しかし、チャンスもあっただけに、勝ちたかった試合でもあります。多くの選手が今月になって離脱したため、現在のチーム状態は決して良いものではありません。その中でも、スタメンで出場した選手たちが奮闘してくれました。徳島線を含めて、選手層というのは、単純に「いる」だけではなく、プレイして「機能」することで初めて「層」なのだと感じる2試合でした。浦和との勝ち点は開いてしまいましたが、諦めることなく、クラブにいる全ての選手の力を含めて、食らいついていきたいです。

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