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ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

『THE NEXT GENERATION パトレイバー』第3章

映画


■「今日も日本は平和です」
火曜日に新宿ピカデリーで『THE NEXT GENERATION パトレイバー』第3章を見てきました。春からスタートしたシリーズも、早くもエピソード5まで到達。本当、マノフレとしては嬉しい限りです。今回も、しょーもない、バカバカしい(褒め言葉)内容で満足でした(笑)本編を見ていて感じたことは以下のとおりです。
○ エピソード4:『野良犬たちの午後』
エピソード2に続いて、辻本さんが監督を担当。コンビニを舞台にするには違和感ありありのテロリスト、重火器、派手な銃撃戦と監督の個性が、前回よりも全面に出た内容でニヤニヤでした。
特に、今作に当たり猛特訓されたという、カーシャ役の太田莉菜さんのアクションシーンは素晴らしかったですね。エピソード1の時に銃剣の立ち振る舞いを見て、これは今後出番はあるのか、と心配したのですが、格好の見せ場があって良かったです(笑)銃の似合うクールビューティーが光るのもまた押井作品らしいですね。太田さんと対峙した波岡一喜さんと三元雅芸さんのテロリストコンビも非常に良かったです。最近では『鎧武』でも出演されていた波岡さんの演じる悪役は、大物とも小物とも言い切れないクセのある雰囲気は好きですね。一方、三元さんはアクションもすごくて、そこまでのチンピラぶりの立ち位置からのギャップが離れすぎ(笑)
正直、私も見てて「これは実写版だから出来る内容だ」と思いつつ「何故これをパトレイバーで?」とツッコミを入れたくなりました。そうした流れもある意味では押井イズムだなと思ったり・・・。
○ エピソード5:『大怪獣現わる 前編』
エピソード1『三代目出動せよ』以来の押井監督のエピソード。監督自身もパンフレットで述べてたとおり、サイドストーリーのようなエピソードを思いっきり豪華にした内容。古川登志夫(声)、冨永みーな(声)、佐伯日菜子神谷誠氏まで出てきて、オールスター風のゲストもまた無駄な豪華さを演出していて笑えました。
エピソード1で感じたように、本作では、押井監督がこれまでの実写作品では使われなかったアニメでの文法を思いっきり使っています。本エピソードについても「無駄なことに思いっきり力を入れる」押井ギャグの真骨頂のような内容であり、その畳み掛けるような展開にが気持ち良かったです。また、熱海というロケ地が押井監督お得意の昭和史観を語るに絶妙の舞台でした。昭和の栄枯盛衰(特に「衰」の部分が重要)の面影を残す、熱海の風景は、やはり「平成25年」というより「昭和88年」という趣でした。語りがはじまった瞬間の待ってました感は何とも信者っぽい反応だったと自省。後半も突っ走るんだろうなという雰囲気に恍惚と不安。


以上です。辻本監督のコメントを読みながら、改めて考えたところですが、押井守作品における大きな特徴は、いかなる部分に対してもディティールにこだわる点だと思います。ギャグの小ネタのひとつ描写であったり、登場人物が歩く街並みであったり、作品における重要性の重さに関係なく(むしろ無駄な部分に)、とにかく細部にこだわることが、他のアニメ監督にない色を出していたのだと思います。
ただし、今般のアニメーション作品では、割とスタンダードになりつつある部分かもしれませんので、今更アニメで展開されると、目新しくはないのかもしれません。だからこそ、こうして実写でやってることが丁度良いアクセントになってるかもしれないですね。後編も含めて次章も楽しみです。
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