読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記・Jリーグ:清水エスパルス−川崎フロンターレ


■ サバイバルJ1、激闘再開
IAIスタジアム日本平で清水との試合を観戦してきました。2月のプレシーズンマッチは完膚なきまでに粉砕された雪辱を期する一戦であると同時に、上位進出のためにも絶対に落とせない試合でした。試合は手に汗に握る激闘となりましたが、悠と嘉人さんのゴールで何とか勝利を収めることができました。試合を見ていて考えたことは以下の3点です。

〇 ボールを走らせて、相手を走らせられるか?
この日の試合は、セレッソ戦に続き、前半はなかなか決定機を作ることができませんでした。さらに、前半は、憲剛も含めて、自分たちのミスでボールを奪われ、相手のカウンターに苦慮する場面が多かったと思います。それでも、何とか無得点で抑えることができたこと、メンバーを入れ替えた中でも時間の経過とともに良い距離間でボール交換が出来たことは、後半への下準備は作れたのではないかと思います。
後半に入ってからは、清水側のスペースが出来てきたことで、相手選手の間でボールを受けて、次の選手に出す動きが活性化されてきました。運動量を押し出して前からプレスをかけてくる相手に対しては、やはり、相手を走らせるのが効果的だと思います。単に回すだけではなく、相手を疲弊させるパスワークが出来たことは、夏場の戦いの中でも生きてくるのではないかと思います。

〇 「仕掛け」と「繋ぎ」のバリエーション
先制点の過程は、サポーター贔屓で見れば「川崎にしかできない」という見応えのあるものだったと思います。右サイドでじっくりボールを回して、ゴール前にボールを送り、決める。しぶとく繋いで、相手のブロックを崩すスタイルを表現できたと思います。
また、2点目の嘉人さんのゴールは、素早い仕掛けから生まれたものでした。悠のシュートがポスト直撃だったのは不運ではありますが、その後に見事に反応した嘉人さんは流石の一言です。
そして、2得点に絡んだ小宮山の活躍は見逃せないところです。細かなボール交換でリズムをしっかり作った場面もそうですし、何よりも2得点目の起点となった素晴らしいグラウンダーのボールはシビれました。ここ数年、なかなか見ることができなかった小宮山の攻撃面の強みが見ることができたことが嬉しいですし、「縦役者」完全復活を印象付けてくれました。

〇 背番号「2」再起動、新CBコンビの奮闘
この日、川崎は火曜日のセレッソ戦からディフェンスラインを大きく動かしてきました。CBには谷口と實藤のコンビ、左SBにノボリ、右サイドに小宮山を起用してきました。風間監督は井川、ジェシの離脱を受けて、中断期間中のキャンプでCBの組み合わせとして指名したのが谷口と實藤とのこと。特に今季、伊藤宏樹氏(現スタッフ)の指名を受けて、背番号2を継承した實藤はリーグ戦初先発、この試合に期するものがあったでしょう。相手の決定機に対して、ゴール前で体を張って防ぐシーンは多く見られ、試合後の表情にも手ごたえと気持ちが見えました。また、實藤と組んだ谷口は非常に良かったです。セレッソ戦では判断ミスで失点を与えるなど不安定さが目立ちましたが、この日はノヴァコビッチ選手とのマッチアップだけでなく、相手のチャンスの芽を潰すために獅子奮迅の働きでした。サイドバックを務めた時も感じましたが、あれだけのサイズながらも、追いかけ、追いつくことができる足の速さがあることは何よりも頼もしかったです。

以上です。コミやサネ、初スタメンの金久保もそうですが、この試合に期する思いが伝わってきました。川崎は中断期間に特に補強が無かったものの、サブ組の奮闘や新戦力の浸透こそが最大の強化になると思います。積み重ねてきたサッカーの上積みは継ぎ足しだけではなく、熟成も重要なのではないかと思います。鳥栖、新潟、柏、そして浦和と今後の厳しい相手が続きますが、サバイバルを制して、栄光に向けてボールとともに走り続けたいです。

にほんブログ村 サッカーブログ 川崎フロンターレへ
にほんブログ村