ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記・大学サッカー:専修大学-東京国際大学


■ そこは「夢の島」
昨日は天気も良かったので、夢の島競技場で開催された関東大学サッカーリーグ戦を観戦してきました。大学サッカーに精通しているわけではないのですが、3連覇中の専修大は川崎ユース出身選手も多く所属していることもあり、近年チェックしているところです。試合はスコアレスの時間が終盤まで続きましたが、80分すぎに専修大が前澤選手のゴールで先制、さらに追加点を奪って勝利しました。自分が観戦して感じたのは以下の点です。

○ 対称的なスタイル同士の対戦
まず、試合を見て感じたことは両チームの戦い方が対称的であったという点です。専修大は過年度から一貫して中盤で丁寧にボールを繋ぎ、崩していくサッカーを志向しており、一方で東国大は堅守速攻の縦に早いサッカーを展開しておりました。Jリーグや海外サッカーを観戦していても、こうした構図はよく見られると思いますが、カテゴリーやレベルを抜きにしても、共通することは精度の差が勝負を分けるということだと思います。
この点でいえば、専修大の出来は良いものではなかったと思います。前半の「前半」こそ軽快なパスワークで相手を寄せつけませんでしたが、時間の経過とともに相手が順応する時間を作るとともにミスが散見され、相手のカウンターの脅威にさらされる結果になりました。逆に、東国大は時間が進むにつれて自分たちの得意の形に持ち込めたことで、先制点の機運も見えてきただけに、決定機に放ったシュートがバーを痛打するなど、少しもったいない部分もあったかもしれません。

○ 1年生・深澤選手の躍動
専修大の2枚目の交代カードで入ってきたのが深澤選手。後で調べたらマリノスユース出身の1年生だったそうですが、中盤を再度活性化させたプレイが印象に残りました。専修大は、ボールを繋ぐ技術とプレイに対する判断力が長けた選手が活躍している印象が強いと感じますので、1年生とはいえども、その点の優れた選手であれば、チャンスはあるようにも思えます。2点目となるミドルを決めるなど、今後もピッチでプレイする

○ 仲川・萩間・小口の川崎ユース出身選手たち
専修大は川崎ユース出身の仲川(4年)、萩間(3年)、小口(2年)の3選手が先発、ベンチには飯田選手(3年)も入っており、とても嬉しいことでした。仲川選手はもちろん目がいってしまうのですが、小口はU-18の主将でもあり、トップチームの練習試合なんかに入ってプレイおりましたので、特に印象に残っていました。この試合では、後半に何度かバイタルエリアに侵入する突破を見せるなど、攻めの部分でも存在感を見せておりました。今季は背番号「5」、サポとしても、小口選手のさらなる活躍を期待しております。

以上です。昨季のチームを支えた長澤、下田選手が卒業した専修大ですが、今期も優勝候補筆頭なのは間違いありません。今後、早稲田等の上位チームとの対戦での今季のチームの出来が問われてくるかもしれませんが、非常に楽しみなところです。