ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

3/30 「ひめキュン祭 大江戸アイドロール! SPECIAL 其の弐」


■ ちょっとあんた飛ばしすぎ!
日曜日に渋谷TSUTAYA O-EASTで、ひめキュンフルーツ缶(以下「ひめキュン」)出演のイベント「ひめキュン祭 大江戸アイドロール! SPECIAL 其の弐」に行ってきました。ひめキュンはじめ、マッドマガジンクルー(以下「マックル」)と豪華ゲストのステージ、今回も楽しみにしておりました。以下、各人のステージについての簡単な感想です。

○ qusco(クスコ)
1番手に登場したのは、qusco(クスコ)。ひめキュンの代表曲にもなっている「例えばのモンスター」や「バズワード」の元々の歌い手であるニッポリヒトの元メンバーも所属するバンド、活動開始から1年半とお話されていましたが、素敵な演奏でした。

バンドのオリジナル曲だけではなく、ひめキュンが過去にカバーした、ニッポリヒトの楽曲から『TURN OF THE WORLD』をアレンジして披露。彼女たちとともに、ニッポリヒトを知ったのは解散後であったので、こうして聞けたのは嬉しかったです。「世界が輪廻する」というコンセプトは『LOOP&LOOP』や『バズワード』にも共通する部分だと思いますが、どの曲も原曲・カバーともに好きです。

FRUITPOCHETTE(フルーツポシェット)

2番手は、現在全国を回り研鑽を重ねているフルポシェ。個人的に、ひめキュン以上に、バンドサウンドで映えると思っていましたが、本当に素晴らしかったです。豪華バンドメンバーによる重厚なサウンドと、彼女たちのキレのあるパフォーマンスの融合、会場に熱狂の渦を生み出しました。

また、積極的な煽りや、攻めの姿勢なんかもツアーの中で磨き上げているのではないかなと思いました、昨年よりもパワフルさは段違いです。終盤にはダンスの先生方も参加されて、やりきった感が清々しかったです。また、ワンマンでも見に行きたいです。

○ DJ PAGE
DJのゲストは、前回もご出演されたDJぶんぶんさんと初登場のDJ PAGEさん。このステージを含め、3度のDJを担当されました。初回はベーシックなJ-POPのMIXだったと思いますが、後半2回はアニソン率の相当高い内容で、個人的には楽しかったです。

しかも、とらドラの『オレンジ』とかを絶妙な繋ぎで出してきてヤバかったです。本人もまた、非常にノリの良い方で、1部と2部の間で踊り狂った挙句、メガネが名誉の破損をするという結果に・・。こんなスゴイDJは初めてみました、カッコいい!

○ キバオブアキバ

一番アウェイなのは、DJ PAGE氏以上に彼らかもしれない、とステージ前は少し不安にも感じましたが、キッチリと味方にしていった感じですね。元々、音楽的な意味でノリのいい、ひめキュンの観客なだけに彼らの縦揺れに乗らないわけがない。BABYMETALとのCDも聞いてなくて、本当に初見だったんですが、もう完全に後半はノリノリでした。これは要復習確定ですよ。

nanoCUNE(ナノキュン)
nanoCUNEは、昨年の東京定期公演以来なので、思ったよりも久々かもしれない。昨年は定期的に見る機会があったことと、1stアルバムがリリースされて、個々の楽曲を聞きこむことができたことから、要所を押さえて見れるようになった気がする。そして、彼女たちを見ると、常々「カワイイは正義」と言う言葉を脳裏に焼き付けてくれる。底知らずの「多幸感」こそ、個人的にはnanoCUNEの魅力だと思います。

バンドチューンでも、どの曲も非常に良かったのですが、最初の『嘘つきライアン』がサウンドの弾け方が際立っていたので、印象に残りました。

後藤まりこ(17歳お寿司大好き)
昨年のTIFを含めて噂はかねがね、現実は予想以上にスゴかった。感情のぶつけ方がど直球すぎて、一瞬だけ引く部分もありましたが、表現しがたい高揚感が湧きあがってきました。表現者としての「自由さ」(ある種、それがスタイルかもしれない)は、最近インストアで拝見した大森靖子さんに近いですね。何となくツーマンで組むのも納得できる分があります。そんな彼女がギター弾く姿は、とてもカッコよくてシビレました。現場でしか体験することのできないインパクトに、トリ前で既に満腹状態。そして、お寿司が食べたくなった(笑)

○ DJぶんぶん
前回同様、振りコピが完璧なDJぶんぶん氏のアイドルミックス、トリ前の最後のDJは今回も盛り上がりました。また、水戸ご当地アイドル(仮)の楽曲を2回目のDJで流すなど、地元愛も見せるあたりはアイドルファンの鑑ですね。そして、どうでもいいけど、今年もハロプロ楽曲でしっかり踊っている自分がいた。

ひめキュンフルーツ缶
後藤さんのインパクトの後の登場となった、ひめキュン。負傷の菊原さんを欠いた4人でのステージを見るのは実は初めてでしたが、そのハンデを上回るような勢いで、攻めのセットリストが繰り広げられました。

1. REASON
2. モラトリアム
3. ストロベリーKISS
4. キラーチューン

ステージ前の物販の会話で、桜子さんに「何の曲が楽しみ?」と聞かれて、どれも好きなので即答できなかったのですが、ステージを通じて『ストロベリーKISS』だと確信しました。バンドチューンでも外さない定番ですが、あの前奏がバンドサウンドだとさらに高まりますし、はじまった瞬間に半端なく弾けます。テンションが上がらないわけがない。その後、『キラーチューン』にスイッチしたのはズルいです。

5. ハルカナタ
6.アンダンテ
7. キミノミライ
8. Seize the days!
9. 例えばのモンスター
10.バズワード

また、新曲となる『ハルカナタ』もライブで初めて聞いたのですが、サビのところが綺麗に歌い上げていて、ロックながらも「春らしい」優しいサウンドだなと思ったりもしました。CD発売が本当に楽しみです。


アンコールは、前回と同様、全員でGARIC BOYSの『あんた飛ばしすぎ』。もう、ひめキュン祭の公式テーマソングで良いですね。私も昨年の祭で聞いてから、普通にレンタルしてきて何度も聞きまくりました。

■ イベントに参加して考えたこと
ひめキュン祭もそうですし、例えば、昨年の夏にひめキュンが参加した『MONSTER baSH』や『WESTERN LEAGUE 2013夏』なんかもそうだと思うのですが、彼女たちをフォローし続けることで、ファンが様々な楽曲やアーティストと新たに出会うチャンスをもらっている気がします。アイドルという枠組みに限らず、ロックや音楽という大きな枠の中で様々な音楽に触れることができる、個人的にはそれが本当に楽しいですし、マックルの大きな魅力だと思います。単純に音楽好きになってくるというか、自分が聞く音楽の幅が、この年で広がっている気がします(笑)ですので、是非とも、このイベント継続してほしいです。本当、マックル万歳!最高のステージをありがとう。