ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

最終節:東京ヴェルディ1969-川崎フロンターレ


(味スタを青く染めるべく、川崎サポも青心統一)


■ 一つの時代の終わり、そして新たな挑戦
奇跡の大逆転優勝を信じて、TAの仕事を終えてから味スタに直行する。
行きの電車で「本当にこの1年は色々あった」としみじみしながら向かう。
到着したゴール裏の雰囲気も超満員で良かった、気持は本当に同じなんだなと。


前半、川崎が攻めながらもゴールを割れずにいて、流れがやな方向に傾いてた。
ジュニがフィニッシュの精度を欠いてたり、テセがなかなかゴールに持ち込めず
とFW陣も苦戦を強いられていたと感じた。東京V側も守備の意識も高かったですし。


後半、開始早々に大橋選手が登場。今季限りで川崎を退団するマサに大声援。
マサが本当に奮闘、恐ろしい切れ込みでボールを奪った時には泣きそうでした。
中盤のボールの流れがよくなったところで、流れを徐々に奪った川崎はレナ先制弾。


先制後は前がかっていたせいかヴェルディに押し込まれる展開。DF陣が必死の守備。
そして、交代枠残りで我那覇選手、大橋選手。ガナもまた、川崎でのラストゲーム
両チーム一進一退の攻防が続くも、ロスタイムにケンゴの一撃が炸裂で勝負あった。
他会場で鹿島が勝利、名古屋引き分けで川崎は2位確定。2度目のACL出場権獲得。


試合後は選手がゴール裏に。チームを去る我那覇、大橋両選手の声援が凄かった。
私も我那覇選手はルーキー時代から知り、見てきた選手なので本当に別れが辛い。
だからこそ、ガナの新天地での復活に期待しております。マサも今日の試合キレキレ。
やっぱ、大橋選手が他のチームにいたら脅威です、来年ピッチで再開できればいいな。


■ 今シーズンを簡単に振り返って
J1再昇格から今年で4年目、フッキ問題、関塚さん辞任などと本当に色々とあった。
2度目のリーグ準優勝?だけども、06シーズンはワールドカップ補正だったことも
あったので、今回はカードでの運もあったとはいえ、文句なしの順位だと思ったり。
また、佐原、箕輪、我那覇といったJ2時代を共に闘った選手たちが何人か去ることに。
新天地での活躍と等々力での再会を願って、改めて感謝とエールを送りたいと思う。


来年からは第二次関塚政権となってJ1再挑戦5年目、そしてACLにも再挑戦となる。
真の強豪チームになるか、数年間の勢いのチームだったか、真価が問われる時期だ。
今年は菊池、田坂、横山といった谷口世代のルーキーも試合に出るようになったりと、
イガを含め、J2時代を知らない選手たちの台頭が目立った。彼らの成長があってこそ、
川崎の今後の5年、10年が決まる。そして、今年も届かなかった栄冠への道が開ける。


数年前はこんなことが書けるとは思わなかったが、それだけ川崎は前に進んでる。
私も来年はサポ歴10年目(笑)満を持してのアジア遠征(豪州も可)など目指して、
サポートできればなと思ってます。川崎サポの皆様も1年間、本当にお疲れ様でした。


来年もフロンターレ with Supporters!!


文・写真:Y.Ishii@来年の始球式は成海璃子さんで(笑)