ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

『Music Knot Legend Vol.20』


(よもやタイトル通りの伝説的なイベントとなるとは。。)


アーティストの佳織みちるさん主催のイベントに中村繪里子さんが出演と聞き参戦。
最近、長谷川さんとの新タッグで覇王襲名などファン間では話題の尽きない中村さん。
激しくボケていた私、Musicと書いてあるのをす見落としていて、音楽系イベントで
あることを忘れてた(笑)当日光りものなどを取りそろえて、ライブ向けの服装にて。
会場は恵比寿に「LIVEGATE TOKYO」。初進出、キャパ200人くらいのライブハウス。


■ イベント概要
開演は15分遅れて18時45分頃スタート。スタンディングでほぼフルハウス
OPはMCコンビによる『ギンギラギンにさりげなく』を熱唱。観客のノリもなかなか良い。
しばし聞いてると中村さんがギンギラギンのモールを首に巻いて乱入してくる(笑)
何でもOPは本人にゆかりのある曲をセレクトするらしいのだが、この曲は1981年の
中村さんが産まれた年のヒット曲だからとか(微妙)それでイベントのタイトルコール。


中村さん、MCのイベントの趣旨説明を聞いて『歌はヤバいと思う』と(あっさり)
そこで苦手な歌を克服すべく、今後の方向性を模索すべくMCコンビに『歌とは何か』
という壮大なテーマで逆質問する。するとアーティスト、ボーカリストである二人から

『自分というのを込める』 『歌は魂』

というアドバイスをもらい、普段はできない色々な中村さんを表現するということに。
かくして、ライブは中村さんプロデュース企画会議へと変貌することに。伝説の予感。


まず、観客とのコール&レスポンスを実践すべく『学園天国』を歌うことに。
ここで、早くも芸人センス(爆)なのが、

(出だしの)♪ヘイヘイヘイヘーイ(ヘイヘイヘイヘーイ)×2
ヘイ(ヘイ)ヘイ(ヘイ)ヘイ(ヘイ)ヘーイ...(あれ曲が始まらない)

を何度も繰り返す(笑)中村さんも流石にツッコム。最初から、ただ事では始まりが。
続いて「中村をみんなに刻みこみたい、何度も」とで『プレイバックPart.2』が。
サビの「馬鹿にしないでよ」がスゲェ決まってた。普通に好きな曲なので大興奮。


次はボクッ子路線で森田童子『ボクたちの失敗』ここでまたも芸人魂が炸裂。
モノローグで語りだして「この曲、『ボクたちの失敗』じゃん」と自分でツッコミを。
ここで、自分の本能を見せなければということになるが曲間のMCでキラー降臨(笑)

中村「中村の本能は」→ 客(私のやや後方)「黒」 
中村「お前、帰れぇ」(これ以上にない満面の笑みで)

中村さん、最高です。ということで椎名林檎『本能』を熱唱する。そうきたかぁ。
それで「本能は暑い」と会場の熱気が伝わってきたようで地上の星を続けて。
色々と歌った結果、結果的に「セクシー」か「キュート」かとのどちらかという方向に。
観客に判断してもらうことになり、セクシーはキューティーハニーを歌う。
そして、キュートは魔法使いサリー、サビが「サリー」から「えりりん」に!ナイス!


観客の拍手は若干キュートだったので、中村先生は魔法使いばりに形から入ることに。
その間、MCコンビによる歌のコーナーを展開。トランス系の楽曲でテンション高いまま。
登場した中村先生、何やら顔が見えない。うわ、気ぐるみ系のパジャマだ!!

クマパジャマ『I want』 → バスローブ『relations REM@STER-A』
→ パンク風衣装『エゴエゴアタクシ』

ギャップ萌え路線でカワイイ系でセクシーな楽曲、セクシー系でカワイイ楽曲にトライ。
パジャマのフードを被ったえりりんによる“ヴァイ”とか狂いすぎ(最高の褒め言葉で)
『relations』はもちろん「うーわっほい」でした。当たり前ながら観客わかりすぎ(笑)
『エゴエゴアタクシ』は初めて生で聞いた。なかなか披露する機会がないから、貴重だ。


MCコンビが登場。トークコーナーに突入、の前にえりりんにサプライズを仕掛ける*1
ハッピーバースデーが流れて全員で大合唱。観客からクラッカーが一斉に鳴り響き、
そしてケーキが登場*2えりりんにロウソクの火を消してもらった。
トークコーナーは観客から事前に集めていた質問に対して答えてもらおうということに。

・今年を漢字一字で表現するならば → 「王」(もちろん覇王の「王」)
・スメルについて → 柔軟剤(たしかレノア)の匂いが好きらしい
・ blogについて → 曰く「更新ネタ=作品」であり「Blog=本」だとか
・くしゃみの姿勢*3について → 坐骨神経症の痛みを和らげるため
・髪型について → 短いのは「楽」でイメチェンは「伸びる前に飽きる」とか

など、クリエイティブすぎる日記では知ることのできない中村さんについて知れた。
そして次回の同イベントのゲスト紹介、中村さんは佐久間紅美さんを紹介することに。
電波状況がイマイチな場所で携帯で連絡をすると、繋がることには成功したが

中村「佐久間さん、今、私はライブにいるんですけど」
佐久間さん電話「ガチャ ツーツー」(会場爆笑)

中村先生、笑いの神が降りていたようです。とまぁ、何とか連絡を繋ぎ、無事交渉成立。
その他の告知で、中村先生が今年中にイベントがあると、ポロッと重大なことを発表。

観客「大みそか?」
中村「大みそか、会いに来ればいいんじゃなーい」
(観客歓声、イベントについて少し説明)
中村「もうイベントのチケットも発売されてます」
観客一同「えええ!!!」

たしか、イベント開催情報はキャッチしてたけど、中村さんが出るとは知らなんだ。
去年はあまりに直前に知ったから、行けなかったんだが。クリエイティブすぎる日記
じゃ情報でないからな(笑)あまりにも唐突すぎる告知に観客、若干のざわめきが。。


そして、ラストはMCコンビを入れて「GO MY WAY!(M@STER VERSION)」
最後も大いに盛り上がってイベント終了も、出口でMCコンビと中村さんがお見送り
えりりんとも握手して「ありがとうございました」と感謝を述べ、至福のひと時を終える。


■ イベント感想:何年に一度あるかのレジェンド級イベント!!
『GREAT PARTY』の頃か「中村は歌がナン(難)だから」という名言を残したえりりん
「歌が大好き」というキャラを演じながらも歌うことに苦手意識を感じていたという。
一方で、中村さんの過去のアイマス関連インタビューなんかを読んでみると

−ライブに出演するときは、どんな気持ちでステージに立っていますか?
中村:本格的なライブに限って言うなら「興奮」です。めちゃめちゃ楽しい
です!それに客席のみんながファンではなくて、プロデューサーさんに
見えるんです。「アイドルのわたしを見て!」じゃなくて、プロデューサー
さんに、今までの成果を見てもらうって気持ちの方が強いですね。

アニカン2007年6月20日号より)

にもあるが、ライブパフォーマンス自体は芸人魂か(笑)苦手ではないようだ。
今回は非アイマスの音楽系イベントということで、どうなるか気になってたところ。
中村さん効果で集まった(らしい)超満員の観客に囲まれて、完全にホームでしたが。


まさか、ここまでくるとは。あまりにも内容が凄すぎで近年まれにみる興奮したレポ。
しかも大学祭の声優イベント価格、この内容なら3倍の価格でもおつりが来ちゃいます。
中村さんのノリのいいところ、芸人魂のようなサービス精神旺盛のところ、ナチュラルに
観客とのコール&レスポンスが絶妙なところ、いいところが全部出た感じがするな。


また、参加して、自分も含め中村さんに対する「わかってる」感がすごい伝わってきた。
何だかんだ言っても中村さんはファンに愛されているなぁとしみじみ(夢枕獏先生風に)
本当、神イベントでした。主催者の皆様、中村さん、参加された皆様、お疲れ様でした。


文・写真:Y.Ishii@3連休が終わってしまった。。。

*1:イベント入場時に概要を説明済、観客に誕生日ネタの緘口令がひかれていた

*2:日記のような本の形をしたチョコレートケーキでした

*3:中村さんのくしゃみの姿勢は片手と片足を挙げるという独特のスタイルである