ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

水樹奈々座長公演「水樹奈々 大いに歌う」(2回目)


(よもやコマ劇場に足を運ぶとは思いもしなかった)

■ 演歌少女の夢、“もう一つ”の聖地への到達
奈々さんの語る上で欠かせない「のど自慢荒らし」として名をとどろかせた少女時代。
歌手の大きな目標といえば日本武道館であるが、演歌を歌い続けた彼女にとっての
もう一つの聖地、それが新宿コマ劇場である。残念ながら今年で廃館となってしまう
コマで歌う、大いに歌う。同劇場で最も座長経験がある北島三郎氏の歌謡ショーから
名づけた公演。一つの到達点として、また新たな通過地点として、舞台に立つ奈々さん。


■ 公演前
ランダムで受け取った番号は11列49番、前方ど真ん中というベスポジをゲット!!
流石は『劇場』といったところか、入って大きな舞台がデンと構えていたりする。
客入れ曲も歌謡曲、『祭り』もあった。中学の時に合唱で歌ったなあとしみじみ。


■ 第1部
シルエットが見えてくると歓声。まず『DISCOTHEQUE』をPV衣装で熱唱。
コマ劇場名物、回る盆をフル活用。お盆が回りながら、1段1段と高くなる。
ダンサーさんが捌けて、続いて『好き!』を歌う。舞台と客席が近い。


三嶋さん登場、衣装着替えの間の繋ぎを担当。客の無茶振りに必死に耐える(笑)
二つ目の衣裳は黒基調、絡まるようにリボンが随所に。回って、回ってで1回転。
一発目は『Trinity Cross』を披露。歌詞に合わせ羽をイメージした布が。
続いては久々となる『Brilliant Star』を歌う。会場の響きが良かった。


早くも最後?の曲となったのは、もちろんTricksterを熱唱。
スカート部分を取り外して、パンツスタイル。マイクスタンドで熱く歌った。
しかし、この5曲で終わるわけではない。続いて、第2部へとなだれ込むことに。


■ 第2部:歌謡ショー『歌華仕置人 疾風の奈々』

■ あらすじ
江戸八百八町に名を轟かせる3悪人(杉田智和・福薗美里・小西克幸)が
狙うのは将軍様のご息女、江戸に美しい歌声を響かせる歌姫様である。
どうやら歌姫様を人質にとって、身代金を取ろうという魂胆のようだ。
何でも歌姫様は週に1度、市中に出るそうで。。。


そんな3人組のもとに一人の女盗賊『疾風の奈々』があらわれた。

てな感じで、まさに演歌歌手の座長公演さながらの歌謡ショーが展開される。
観客も最初は状況がつかめず呆気にとられていたが、次第に盛り上がっていく。


疾風の奈々は(チートな)実力を認められ、リーダー(杉田)に仲間にして
もらいながらも、歌姫様の誘拐作戦を回避するよう要求するが、3人は拒否。
この要求は奈々からの最後の通告だった。奈々こそ歌姫・奈々姫様だから!!
決まったと思ったら、3悪人+手下「ウソだぁ」の一斉の大合唱に観客ドッ。


ならばと、歌で認めさせようと奈々姫様夜桜お七』(坂本冬美を熱唱。
盗賊衣装に桜柄の着物を羽織り、後ろの背景も桜が。流石コマといった演出だった。
それでも3人は歌は認めながらも、姫様の特技としてモノマネを引き出すという手段。
ということで、巨人‐阪神戦再現や室伏といった小ネタを披露。これがまた大受け。


そんなこんなで、奈々姫様が悪を成敗。刀などを使った割と本格的な殺陣も披露。
悪を倒したのはいいが、ジイこと近藤伊予守(鈴村健一)に見つかり、隠れること。


奈々姫グッズを持って登場したジイ、丁寧にグッズや鈴村健一CD(笑)の宣伝まで。
倒れた三悪を起こそうと杉田にカンチョウ攻撃をしたり(すぐさま逆襲されるが)
峯打ちで負傷された三悪に損害賠償を食らいそうになり、大いにかき回すジイだった。
最後はお姫様衣装で登場の奈々姫様によるご配慮で三悪も見逃しになり、一件落着。
エンディングは奈々姫様の河内おとこ節』(中村美津子三悪もバックで踊る。


幕が下りて、拍手と共に再び幕が上がり、三嶋さんが再登場。そこでお知らせ

LIVE TOUR 2009 Winter “LIVE FEVER”開催決定

東名阪、大阪NHKホール2連戦、名古屋レインボー2連戦、日本武道館3連戦。
もちろん観客は万歳三唱。また大きく出ましたな、さてさてどうなることやら。
そんなこんなで満足感と新たな期待で満たされた2回目のイベントは終了となった。