ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

NOAH『グローバルタッグリーグ戦’08』最終戦


■ プロレス春の祭典、最後を締めくくるのはタッグリーグ
新日本『NEW JAPAN CUP』、全日本『チャンピオンカーニバル』は盛況のうちに閉幕。
そして、プロレス春の祭典を締めくくるのはNOAHの『グローバルタッグリーグ』となる。
先日、私もチャンカーの決勝戦に足を運んだのですが、本当にいい盛り上がりでした。
対抗意識といいますか、刺激しあって業界全体で良い流れを作ってもらいたいと願う。


■ ここまでの経過と今日のリーグ公式戦はどうなるのか?
25日までの得点経過を踏まえてのカードはこうなっている。

第6試合:丸藤正道・杉浦貴組(7点) VS 森嶋猛・モハメドヨネ組(8点)
第7試合:秋山準力皇猛組(9点) VS 佐々木健介中嶋勝彦組(6点)
第8試合:三沢光晴小川良成組(9点) VS 斉藤彰俊・バイソン組(8点)

優勝圏にいるのは7点以上のチーム、ただし丸藤組は他の両リン引き分けで望み。
もちろん最終得点が同点だった場合は決定戦、どうなることやら自分も読めない。
そんなさまざまな予想を立てながら(こういう妄想が一番好きだけど)、武道館へ。


■ 第6試合:丸藤正道・杉浦貴組(7点) VS 森嶋猛・モハメドヨネ組(8点)



丸藤とヨネが先発、いきなりローキック連打から素早い攻防で沸かす。
モリシは本日も人間凶器ぶりを発揮、杉浦への重爆トペにはどよめきの声が。
森嶋を止めるため、連携技に活路を見出そうとするが、逆に強烈な返り討ちにあう。


苦戦を強いられてたが、杉浦が持ち前の驚異的な粘りと投げ技で森嶋を追い詰める。
ジャーマンで幾度となくマットに叩きつけて、そして最後は五輪予選スラム2連発。
そして、3カウント。現役王者から杉浦がピンフォール勝ち!森嶋組は優勝を逃す。


■ 第7試合:秋山準力皇猛組(9点) VS 佐々木健介中嶋勝彦組(6点)



秋山組の奇襲からスタート、いきなり健介に秋山がエクスプロイダー連発。
すぐに、健介組も盛り返す。中嶋君と健介による、チョップとキック連携攻撃も。


試合は、ヘビー級メンバーのなかでジュニアの中嶋君がローンバトルを強いられる。
こういうときは秋山の攻撃がエグイ、力さんの強烈な攻撃ともにフラフラな状態に。
しかし、流石は中嶋。踏ん張って健介に繋ぎ、徐々に秋山組から主導権を奪っていく。


カットに行った秋山を合体技「鬼嫁殺し3」で投げ捨てて、リングから退けると、
力さんには「鬼嫁殺し」を見舞い、そして健介がノーザンライトボムで力さん沈める。
勝った健介組は喜びを爆発、健介も跳ね上がるほど。最終戦で、見事な勝利を収めた。


■ 第8試合:三沢光晴小川良成組(9点) VS 斉藤彰俊・バイソン組(8点)



(気合満点、栄光をつかむかバイソン・斉藤組)


バイソンが序盤からパワーで小川を圧倒、花道でも二人を倒すほどの勢いを見せる。
三沢さんは動きが悪いものの、間合、インサイドワークと連携でペースを握ろうとする。
それでも、斉藤組の猛攻は続く。彰俊さんも蹴り、正拳を打ち込み気持ちでも勝る。
最後は斉藤がスイクルデス連発で勝利。逆転で、斉藤・バイソン組が栄冠を手にする。



■ 感想:報われた苦労人たち、そして新たな鼓動
ノア専属フリーという立場ながらも、ずっとノアを盛り上げてきた斉藤さん。
所属になってからも話題づくりやアクションをしてきた、そんな斉藤さんが好き。
バイソンもビッグタイトルには縁がなかったが、迫力満点の全力プレイが好きだ。



ずっと見てきた自分としては、そんな苦労人コンビが制したというのは非常に嬉しい。
ただ、三沢組が情けなかったというか、前の2試合よりはグレードが下がった感じが。
彰俊さん、バイソンおめでとう。そして、再挑戦のタッグ王座の奪取を願ってます!


あと、良かった試合は1・5試合。健介オフィスとの若手対抗戦はプラスになってる。
平柳も変にキャラを作らなくて、ガンガン攻めていく姿勢は非常に期待を持てるかと。
あとは潮崎、若手世代で小橋と見事に対峙して説得力ある攻めを展開したのは大きい。
アメリカから正式に凱旋したとき、やっぱり小橋と違うコーナーに立っていたら熱い。