ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

NOAH「The Second Navig.'08」最終戦(日本武道館)


■ 森嶋、3度目の挑戦で王座奪還なるか!(正調)
NOAHの今年初の武道館大会、この土日はプロレス団体は興業ラッシュだ。
注目はメインのGHCヘビー、長期政権の三沢さんが森嶋の2度目の挑戦を受ける。
通算3度目の挑戦の森嶋、ココで負けたら後がない。去年とは違う姿を見せてくれ!


■ メイン:三沢光晴 VS 森嶋猛GHCヘビー級選手権)
過去の対戦に比べると、比較的静かな立ち上がりだったと感じた。
序盤は場外に向けてセントーン、エルボースイシーダで三沢さんが優勢。
森嶋の一撃も三沢さんのエルボーに負けず強烈、ヒップ攻撃は全体重かかる。


三沢さんが場外と雪崩式エメフロ敢行で追いつめられる森嶋、何とか肩を上げる。
立ち上がる森嶋が噂の“ファイナルモリシコンビネーション”で流れを引き寄せる。


そして、強烈バックドロップ。だが、流石はゾンビ三沢さん、簡単には倒れない。
モリシが腕を上げる。それはジャンボ鶴田選手の「オー」のように見えてしまった。
強烈なラリアット、そして正調の広角度のバックドロップで3カウンで森嶋が勝利。


■ セミ:丸藤正道・杉浦貴 VS ブリスコ兄弟GHCタッグ選手権)
昨年はGHCJr.タッグ王者を奪取、アメリカでもタッグ王座経験のブリブラ。
王者組も今月末からのグローバルタッグリーグに向け、負けられない一戦。
予想通り、ブリスコズはあらゆる所からの飛び技を駆使して、相手を翻弄する。


しかし、王者チームはインサイドワークも含め、比較的余裕を持った攻撃を展開。
押される場面はあるも優位に進め、20分過ぎて不知火+ジャーマンの合体技に。
しかし、これを崩され、相手の連携技で一気に追い込まれる。雲行きが怪しくなる。


杉様が合体技にやられ、丸藤も担がれた状態でスワンダイブで相手が飛んでくる。
しかし、そこで丸藤がその場で不知火・改を敢行→そのまま3カウント奪取。
このフィニッシュに観客もビックリ、久々に丸藤の“ひらめき”技を見せてもらった。



■ 第7試合:小橋建太・KENTA・本田多聞 VS 高山善廣佐野巧真青木篤志
復帰2シリーズ目の小橋さんは各地で豪腕旋風を巻き起こし、武道館に戻ってきた。
久々にKENTAきゅんともタッグを組み、復帰戦のパートナーだった帝王と激突する。
高山組の奇襲から始まり、青木からの挑発もあって、小橋さんが早くも沸点に達する。


相変わらずKENTAと高山との絡みは熱いし、小橋さんは若手時代の技まで披露する。
長期戦となるも最後はgo2sleepでKENTAが青木からピン。小橋高山は場外で激突。
試合後もにらみ合う両者。復帰戦パートナーと思いっきり取っ組み合う、小橋さん…。



■ 感想:森嶋の自己プロデュースは次のステップ、そしてリーグ戦展望
魅力的な技と体格を持つ森嶋の「いつかは」と思った王座奪取、自分も嬉しかった。
「仮想外国人レスラー」という自己プロデュースで形を作り、実績を残してきたり、
何だかんだでROH王座で日米で20度防衛してきた経験も糧となったと自分は思う。
王座となった以上、自己プロデュースは次の段階に移行してもらわねば。頑張れ森嶋!


さて、次期シリーズはタッグリーグ戦。白星配給チームはいない、まずまずの顔ぶれ。
急遽、会場で参戦表明した三冠王者・健介選手と中嶋選手には前触れもなく驚いた。
健介選手と秋山、三沢、森嶋もそうだが、中嶋選手に丸藤の組み合わせも魅力的だ。
優勝予想には早いが、自分としては秋山・力皇組を挙げておこう。4月が楽しみだわ。