ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

『R*L Reading party vol.1 Melody us Life 〜プレゼント〜』


(東京キネマも女子プロの会場になってたな / このチラシのデザイン好きです)


■ 新感覚ユニットのベールが明らかに
昨年末に発表された『R*L』(折笠富美子豊口めぐみかかずゆみ)の初公演。
既存の声優ユニットとは違う世界観とは何か?興味を持って公演初日に参加する。
会場は鶯谷の「東京キネマ倶楽部」、キャパは大体400人程度といったとこか。


■ オープニング
メンバーそれぞれが春にまつわる詩の朗読、途中からは同時読み。
続けて歌のパート、中でもかかずさんの『赤いスイトピー』熱唱で湧く。


■ 寸劇1:新人声優朝10物語
アフレコ現場でオッケーをなかなか貰えない新人声優(折笠)と
後ろに控えるベテラン(かかず)と二人の心の声(豊口)による寸劇。
表向きの現場と心の声との間・掛け合いが面白く、観客からも笑い声が。


■ エア流し1
バックバンドの音楽に合わせてストリートミュージシャン風エア演奏。
まずは折笠さん、メガネ+トレーナーでメガネをクイッとする姿に萌えた。


■ 寸劇2:中沢診療所
恋人を失った女性(豊口)が訪れた『忘れることも思い出すこともできる』診療所。
その診療所には、所長(かかず)とインターンに来ていた恋人の幼馴染み(折笠)が。
所長に恋人との思い出を忘れようと頼む女に、幼なじみは忘れないよう引き留める…。
中盤にかかずさんのサックス演奏に湧かせるも、全体的に会場の空気は引き締まった。


■ エア流し2
エア流し2は折笠+豊口とメンバー増加、曲調も微妙に変化する。
エアハーモニカ(笑)のメグーがなかなかカッコヨカッタ、絵になる。


ピンク・レディーメドレー
かかずさんの朗読コーナー後、折笠+豊口の幼女ボイスによる会話が流れる。
話題にしていたのはピンク・レディー、登場したかかずさんが『カルメン'77』朗読。
流石に音無だとアレな歌詞だな、と思ったらステージに豊口さんと折笠さんの姿。
見覚えのある頭の飾りは、そして80年代生まれの私も知ってるお馴染のBGMが…。


何と、本家と同じ振りで歌い始める二人!!ゆみさんは歌詞で参加。
ペッパー警部』や『サウスポー』や『モンスター』をメドレーで振りつき熱唱。
ジャスト世代は明らかに皆無だっただろうが、会場のボルテージも次第に上がる。


■ エンディング+アンコール
ラストは3人による朗読パート、最後の折笠さんの台詞が会場に響き渡った。
拍手によるアンコールで再登場後は「エア流し3」で3人組で武道館公演?の模様。
そして、MCで観客やスタッフに感謝を述べ、3人で最後に『you got a frieds』熱唱。
こうして、充実した初公演は笑顔と拍手と共に初日を終えた、あっという間の2時間。


■ 参加雑感
昭和ムード全開の選曲に、日活映画風キャバレーを連想させるこの会場はピッタリ。
(後で調べたら、何とキネマ倶楽部はキャバレーだった場所を保存した場所だとか)
密かなファインプレーは会場チョイスにあるだろう、本当に記憶に残る会場ですよ。


新感覚とは、今日の公演からは様々な演技の表現をパッケージングすることか?
レポには記していないが、それぞれが担当した朗読パートなどもなかなか良かった。
ここまで歌って踊るような姿を見れるとは思わなかったのでね、そっちの方が強烈。
こんだけ見せられちゃったら次も足を運びたくなる、参加された皆様はお疲れ様でした。