ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

WWE:『マクマホン』

WWE マクマホン [DVD]


■ 米国娯楽スポーツ界の帝王の半生とは…
世界最大のプロレス団体・WWEのオーナーであるビンス・マクマホン
80年代はテリトリー制を破壊して全米進出、90年代のWCWとの闘争にも勝利。
また、スポーツ業界の勝利者であると共に、リング上のメインキャストとしても活躍。
ビリオネア・悪のオーナー・父親、様々な顔を持つビンスの半生を語ったDVDである。


視聴者はリングで尻を見せたり、怒号を挙げるビンスとマクマホン氏を混同する。
だから、レスラーでもないのに積極的にリングで流血して戦う姿が全てに見える。
そうした意味で、このDVDではリングとは違う経営者としての攻撃性も垣間見える。


同様にストーリーラインを構成していた家族についても、本人達を交えてコメント。
娘が誘拐されて子供をはらんだ、痴呆になった妻の目の前でDIVAとアレする夫など、
一時期のリング上のマクマホン家は昼ドラよりも泥沼な愛憎劇を展開していただけに。
正直、DIVAと絡んだりする夫に対して、奥さんはどう思ってたのかは気になったし。


また、リングでの数々の勝負も収録、私が記憶に残ってたのはハルク・ホーガン戦。
「ハルカマニア」の存在意義をかけた戦いは、イデオロギー対決となる試合となった。
本人も言うように彼のプロレスは下手だが、迫力や体を張る部分ではヒケを取らないし。


何故か個人者DVDになったビンスだが、ファンにはなかなか面白いものになったと思う。
彼から覚えた言葉は『You are Fire!!』と『Kiss my Ass!!』ということにも気づいた。
やっぱ、私は憎らしくてたまらないけどビンスは好きだな、尻にキスしたくないけど…。