ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

『レッスルキングダム in 東京ドーム』


(まさか今年もドーム大会が開催、しかも観戦とは去年は考えもしなかった)
■ 決意のドーム、決意の生観戦…
新日本・全日本プロレスの両老舗団体の創立35周年記念大会。
ラストドームと言われた昨年から1年、決意のドーム大会を決意の観戦。
一番安い席買おうと思ったら当日券で完売、仕方なく2番目に安い席購入。


■ 第1−4試合
第1試合は全日前座にサムライさんと田口が加わる、菊タロー様はいいね。
第4試合のTARU率いるVM軍団と中西・長州力率いる新日本隊の対戦も良かった。
やっぱ入場の大音量『パワーホール』は圧巻だし、私は野人ダンスも好きだしね。


■ 第5試合:ジュニア10人タッグマッチ
新日本・全日本ジュニアのコラボタッグ、大音量『怒りの獣神』は燃える。
両団体のトップの交わりが新鮮、ジュニアらしい素早い攻防が面白かった。
稔とカズの切り返し合戦やTAKAの宇宙人ブランチャーも見れたし、満足ですわ。


■ 第6試合:中邑真輔 VS 川田利明
肉体改造後の中邑の試合はテレビで見てるが、実際見ると大きさが違う。
川田はデンジャラスモード、状態などは三沢さんなどに比べるとマジ良好そう。
中邑のニーリフト、川田の攻撃に飛びつき逆十字切り返しは結構良い流れだった。
川田にもそこそこ認められたようなので、少しずつ成果が出ていると期待したい。


■ 第7試合:永田裕志 VS 鈴木みのる三冠ヘビー級選手権)
煽りVTRの流れで「これは永田さんの戴冠フラグだな」と勝手に解釈した私。
序盤は翻弄されるも中盤は蹴りと鬼面腕殺し永田さんペース、かなり期待上昇。
強烈なバックドロップでイッたかと思えば、みのるの逆落としが待っていた…。
最後に解こうと頑張る永田さんだったが万事休す、今回も期待をへし折られたよ。


■ 第8試合:太陽ケア VS 棚橋弘至(IWGPヘビー級選手権)
攻めの新日・受けの全日が当方の両団体スタイル雑感だが、攻防は逆だった。
中盤までケアが攻めに徹して、それを棚橋が受ける感じ。ケアは割と良かった。
TKO・波乗りスープレックスの大技をクリアして、終盤で棚橋攻めに転じた。
ダルマ式原爆、飛龍原爆と続いて、最後はハイフライブローで3カウント。


■ メイン:武藤敬司蝶野正洋 VS 天山広吉小島聡
千両役者といったところの武藤敬司社長、入場では一番の歓声が上がる。
試合は武藤が序盤は積極的な仕掛け、天山相手に早くも閃光魔術を炸裂させる。
序盤のハイライトは蝶野が足の四の字、武藤がSTFでお互いのムーブ交換で歓声。


中盤はテンコジが攻めに転じ、小島“いっちゃうぞ”と天山“シュー”が響いた。
合体技も炸裂、さらに小島のサポーター外しの豪腕が炸裂など、武藤組はピンチ。
そこで二人から飛び出した破壊王のムーブ、袈裟切りからのDDTを両者が決める。
閃光魔術+閃光ヤクザを天山に決め、本家のSTFと足四の字で武藤・蝶野が勝利!


最後はハチマキを巻いた両者、そして流れる大試合モードの『爆勝宣言』が!!
大橋本コールで花道を駆けて、ゲート前で破壊王の映像と共に武藤・蝶野ポーズ!
何度も送られてきた橋本への思い。武藤と蝶野が送る、これが最後の形なのかも。


■ 大会雑感
最近のドームでは出来は良い方だったかな、メイン橋本は賛否両論かな。
自分としては武藤・蝶野がいて、爆勝宣言が流れてジーンとしてしまった。
三銃士興行も追悼興行も皆できなかっただけに、コレがその代わりなら…。


ただ、世代闘争で第3世代が三銃士を超えられなかったのは大きいか。
テンコジが壁を超えてほしかったかな、今後のプロレス業界のためにも。


私的に永田戴冠を密かに願い続けたが、善戦ながらも敗戦してしまった。
ベストバウト候補は川田と中邑・ジュニア10人タッグか三冠選手権あたり。
あと、フィールズが協賛だったのでドームでもエヴァパチンコの宣伝を見た…。