ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

『声優口演 アテレコライブ イン サイレントムービー』


(思えば水道橋に行くの、NOAHの後楽園ホール大会以来だ)


■ 今日のイベントは
日本俳優連合の主催によるサイレント映画のアテレコ公演。
会場は水道橋駅近くにある尚美学園のバリオホール、初めて行った。
司会は私の大好きな羽佐間道夫氏、本物の『Aチーム』のハンニバルだ。


澤登翠さん:『血煙高田の馬場』
まずは、活動弁士としては名高い澤さんによるサイレント。
私見ではあるが、語り調子は歌舞伎などを連想させる独特の言葉回し。
一人で物語を進行させ、台詞を消化。まさに声優業の原点がそこにはある。


堀内賢雄氏・井上喜久子さん:『虚栄は地獄』
続いては堀内賢雄氏と井上喜久子さん(17歳、オイオイ)の登場。
喜久子さんはナレーションと2役、あの綺麗な声を生で久々に聞けた。
堀内さんのコミカルな役柄、夫婦役がお互いにピッタリな感じでしたね。


野沢雅子さん・近石真介氏:『子寶物語』
3組目で大御所・野沢雅子さん登場、やはり凄いオーラだ。
『はじめてのおつかい』のナレでお馴染みの近石さんもよく聞く声。
作品はドタバタ系の喜劇、私見ながらチャップリン作品の影響を強く感じた。


山寺宏一氏:『犬の生活』
それで、〆でそのチャップリン主演・監督作品を山寺氏が演じることに。
ビーストウォーズメタルス』のアレを一人でやってる感じで進行。
本当に何役でも出来ちゃう、アドリブが本当に上手い、絶対に間は外さない。
30分間もノー台本で喋りっぱなし、山ちゃんの規格外の演技力を改めて実感。


本当にベテラン・大御所揃い、プロフェッショナリズムに感服。
声優演技の神髄を見せつけられたような、声優って本当に凄いなぁ…。