ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

『ラーゼフォン 多元変奏曲』を久々に見た

自分もBSで見ていたのとネタ補充の雑感、ちなみに劇場でも見ました。
先日見た某問題氏(not爆笑)も不評だったような、わからんでもない。


■ 柴東遙視点が強い物語
物語は東京ジュピター発生前から始まる、まだ年齢が同じだった遙と綾人。
テレビ版をご覧の方はご存じだが、ここがいきなりのネタバレになっている。
何故、彼女が東京ジュピターに潜入を志願し、綾人の前に突然に現れたのか?


視聴時は気にはしなかった事象だが、この情報が入るとがらりと印象が変わる。
私見でもあるがこの劇場版の主人公は綾人ではなく遙であり、彼女視点の物語。
テレビ版で足りなかった部分をしっかり紡いでくれてる点では大きく評価できる。


■ 説明不足感が否めない映画本編
この劇場版の不評な最大のアレは、映画本編の進行が微妙だった点である。
話的に必要な部分をつまんでいる感じだが、あれだけではわかんないと思う。


これまた本編の内容の複雑さも相まって、劇場作品の限界と言えば確かにそれ。
まぁ、最大の原因は物語を紡ぐ役割をしていた久遠が劇場版での扱いの違いかも。
役割が違うというか存在が…。綾人と遙に焦点をあてるかもしれない、たぶんね。


私なりに総括すると『ラーゼフォン』は結構好きな作品かもしれない。
ちゃんと見ていたロボ作品でも今のところ最後の方だし、ビクターっぽくて。
BGMも好きです、音楽担当の橋本一子さんは綾人の母親で何故か出演してる。
主題歌は坂本真綾さんの『ヘミソフィア』、テレビ版の映像付で見て欲しいです。


プッシュを続けたが、今考えると人を選ぶ作品ではないかと思わないでもない。
新宿の劇場まで見に行ったあの頃が懐かしい、東京ジュピターとかできろ(爆)