ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

雑感:『トップをねらえ2!』全6巻

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■ 「トップらしさ」とは、何か?
『2』という名が付く作品、これは強烈な不安要素であった。
トップをねらえ!』が終わって10年以上もたつのに、何故今なのさ?
という疑問にも立ち向かうべく、完結したという話を聞いて一気に見ました。


収録されてた、出渕裕氏と鶴巻監督や脚本の榎戸氏との対談は興味深かった。
二人が考えてたのは『トップ』の作品にあった「トップらしさ」への考察という部分。
それは、私もそう思ってたのだが、出渕氏のいうところの『ハッタリズム』が大きいか。


前作の『トップ科学講座』、でたらめな理論もあたかも本当のように講釈するアレ。
そのハッタリ理論こそ『トップ』という世界観を構成するモノ、という考えだろう。
そうした意味では当作品でも、ハッタリ理論を存分に展開して欲しかった気がする。


また、前作のガンバスターの『合体』を超える発想としての『変身』は新鮮だった。
あとは細かい作画・設定演出がガイナらしい、本当に好きな人にはわかる感じのが。
そう考えると、前作のリスペクトをしつつ、新しい世界観を構成する意識を感じるのだ。
(私見ではあるけど、アニメ版『時かけ』も姿勢としてはこのスタンスは似ている気が)


すると「トップ的な要素とは?」を考えるために、10年という一区切りは必要だったか。
何かを語るには時代の経過が必要なのかもしれないね、だから『エヴァ』の劇場版もry