ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

桑田真澄という投手について思うこと

http://www.giants.jp/G/person/kuwata/person_02_36.html
■ 11・17・18
子供の頃、桑田投手の名前は原・クロマティ・駒田の次に覚えた。
育てていたクワガタに「クワタ」と名付けるほど、ボクは桑田が好きだった。
躍動感のあるフォーム、切れ味のあるストレート・カーブ、エースの証・18。
90年代の3本柱:斎藤雅樹槙原寛己桑田真澄は頼りがいがあったんだよ。


子供心に記憶に残っているのは伝説の10・8決戦、巨人−中日である。
巨人は長嶋監督(当時)が三本柱に全てを託し槇原−斎藤−桑田のリレーをした。
あの総力戦の最後をしめた、ナゴヤ球場のマウンドの桑田の顔が忘れられなかった。


■ 挫折、復活、いろいろあった
ご存じの通り、96年に大きなケガで戦線離脱した桑田であったが翌年復活。
復活登板でマウンドに手をついた彼の姿もまた印象的、KKコンビも復活したか。
98年は開幕投手、さらに最多勝まで1勝差の17勝を挙げ、完全復活を感じた。
しかし、それ以降は不振が続く。その度に彼の「移籍」や「引退」の文字が走った。


ボクは桑田だけは強く責められなかった、それはここまでの苦難を知っているから。
マウンドで投げているだけでも嬉しかったし、勝ったときはさらに嬉しかったからだ。
だから再度復活を遂げた02年の最優秀防御率獲得は何よりも感慨深いものを感じた。


彼が巨人のマウンドから離れる、それは自分が追ってきた道が途切れるような気分。
それでも、ボクにとって巨人の背番号「18」を背負ってるのは、ずっと桑田投手だろう。
願わくは巨人以外のユニホーム姿を見たくない。輝く彼がみれるなら、それを拒まない。