ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

『エミール・ガレとドーム兄弟』に行ってきた

http://www.bunkamura.co.jp/shokai/museum/lineup/galle/index.html
■ ガラス・コレクション
先日行った『ポンペイ展』の会場で展示されてると聞いて、足を運びことに。
美術の成績も良い方ではないので、絵画とかはよくわかりませんがこれならと。


ガレは、宮廷や貴族へ向けた高級なガラス工芸作品を作る一方で
ガラス工芸の工場長として「万人のためのガラス工芸品」を作っていました。
彼が生きた19世紀末から20世紀初頭を印象づける姿勢ではないでしょうか?


ガレの作品は植物や昆虫・生物(蛾・蛙・トンボなど)を題材にしている者が多い。
それが「被せガラス」という手法で、ほのかに浮き上がっているように細工される。
薄い緑やオレンジといった淡い色のガラスが綺麗、見てる側を落ち着かせてくれる。
ドーム兄弟は彼の手法に影響され、意識したと思われる作品を何個か見られた。


■ 他にも、素晴らしい作品が
今回の作品は、ロシアのエリミタージュ美術館からの出展で他にも何点か。
17世紀頃のヴェネツィア・グラスやロマノフ王朝ゆかりの美術品もあった。
しっかりと見えました、あの「双頭の鷲」の紋章がね…。