ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

読了:塩野七生『ローマ人の物語3 ハンニバル戦記(上)』


ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) (新潮文庫)


■ 第一次ポエニ戦争に突入
子供の頃にTVで見た、ハンニバルのエピソードに胸躍ったのを覚えてる。
そんな、古代史きっての名将も登場してくるポエニ戦争は今巻でスタート。
シチリアを端に発したカルタゴとの戦い、上巻は第一次から第二次にかけて。


■ ローマ人の戦いの知恵など
ローマが海運国でもあるカルタゴと海戦でどう立ち向かっていったのか?
また、ハンニバルの登場以降でも目立つ脅威の兵器・象とどう戦ったのか?
今回のテーマとしても、ここら辺は私も非常に興味がそそられた内容である。


また、本書で紹介されていたローマ軍団の軍団編成の記述が面白かった。
ローマのシステム化が顕著に表している側面、編成から宿営地の設営まで。
これは執政官などのポストが絶えず交代する制度を考慮してのものらしい。
とはいえ、当時のローマの徹底化と合理化には驚かされるばかりであった。


中巻以降は来週から読もうと思うが、ハンニバルの活躍が楽しみだ。