ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

読了・コミック:おかざき真里 『サプリ』(1)


サプリ (1) (FC (335))


■ 実体験に基づく、リアルな職場の風景
たまたま見た『マンガノゲンバ』で取り扱っていた作品を購入してみた。
ストーリーは、広告代理店に務める女性・藤井の仕事・恋模様が中心となる
華やかに見える職場の裏に隠された、地味で過酷な作業の連続に果敢と挑む主人公。
その一方で、物語序盤で彼女は彼氏にフラレ、どん底に落とし込まれたりもする…。


等身大の職場の雰囲気を映す点で、私的に『働きマン』に近いイメージがあった。
ただ、著者自らが体験した職場なだけに『サプリ』は異なったリアリティを感じる。


■ 浮きコマ、一見の価値あり
上記番組で大きく取り上げられ、私も購入しようと思わせたのはその構成。
いわゆるCMのコンテで培った技法を用いた『浮きコマ』という技術である。
大きな絵のなかにコマを散りばめて、浮いてくるように見せるいう方法らしい。


購入して改めて見てみると、ありそうでなかったコマ割かもしれんなぁ。
さすが15秒・30秒の世界にいた著者、私にはインパクト大のページだった。


男の自分っていうとアレだが、久々に「ガツーン」(言語表現不能)ときた。
「すぐにでも続きを」とはやる気持ちを抑え、もう少し熟読するとしようと思う。
ただしアレだ、民間企業のシュウカツ中の人には読むのはアカンかもしれんがね。