ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

読了:塩野七生『ローマ人の物語2 ローマは一日して成らず(下)』


ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) (新潮文庫)


■ようやく読み進めたシリーズ
以前、フォフォフォ先輩に借りて1巻を読んだ『ローマ人の物語
先日、大学の図書館で発見したので1巻から読み直し、ようやく進みました。
2巻は共和制ローマの初期から、その発展の過程が語られたエピソードとなった。
物語は派遣された元老院議員が視察訪れた、アテネペリクレスの政治から始まる。


■模索を続け、そして発展を遂げるローマ
世界史に詳しい人(私は違います)は知ってると思うところですが。
ペリクレスの政治は素晴らしいものだったが、ローマ人達は取り入れなかった。
ここから数十年をかけローマは他のポリスとは違った、自らの統治体系を作った。
何か新しいものを取り入れたがる日本人とは全然違うなぁ、と思ってしまった(笑)。


読み終えて、こうやって歴史を紐解いていくというのは素直に面白い。
その時代の人の営みを追うことが、時代を生きていた人を知ることになると実感。
暗記で嫌いという人もいるけど、やっぱ歴史はロマンとドラマがあって私は好きだ。