■物語は…
舞台は冷戦真っ只中のアメリカ、ある日とんでもないことが。
空軍基地の司令官が突然発狂し、ソ連の戦略核基地攻撃命令を出してしまう。
その作戦は暗号による無線封鎖されてしまい、中央からの管制ができない状態に。
大統領はソ連に連絡、だがソ連は攻撃で自動的に「皆殺し」装置が作動するらしく…。
■見終わって
スタンリー・キューブリック監督、いわゆるSF三部作の一つ。
冷戦下の核の恐怖をブラックユーモアで描いたという作品、これ白黒です。
『時計じかけのオレンジ』のような映像美ではなく、役者の演技が光る一作。
tennbinn君から借りて1回見ましたが、今日布団にくるまってもう一度見てみた。
特に、大統領・大佐・科学者の三役のピーター・セラーズの怪演技が目立つ。
場面によってのテンションの緩急が良くでて、彼の異なった役所が盛り上げる。
2回くらい見てみて、個人的には2度目で彼の細かい演技も見ることが出来たかと。