ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

読了:桜庭一樹『ブルースカイ』


ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)


■本書は
舞台は1627年のドイツ、2022年のシンガポール、2007年の日本。
10歳の少女が出会った<アンチ・キリスト>、青年が見た“少女”、
どこにでもいる17歳の女子高生、3つの世界の少女にまつわる物語。


■読み終わって
初桜庭です、本書がハヤカワじゃなかったら読まなかったかも。
ストーリー的には未来とか時間跳躍的な要素もあるからSFなのか?
世界を箱庭、システム的な観点で捉えた作品だと自分は『捨てプリ』か?
捨てプリ』だと魔法ってのもシステムの中の技術的要素が高かったっけな。


ドイツのところ、何となくだけど『雪の女王』を連想してしまった。
何というか中世ヨーロッパという舞台設定に想像力乏しい自分であるが。
あと、シンガポールの話を読んでると、さっちん君には理想的な社会かも。