ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

読了:『プロレス&格闘技「旗揚げ」読本』


プロレス&格闘技「旗揚げ」読本 (別冊宝島)


■本書では
日本プロレス」を立ち上げから、現在までの数十年間にわたり
多くの団体が旗揚げされ、あるものは興隆を極め、あるものは消えていった。
そんなプロレス団体最大の見所とも言える「旗揚げ」に注目したムック。


巻頭での藤原喜明前田日明船木誠勝UWF戦士の豪華対談から、
各団体設立の背景、裏話、格闘技イベントの歴史等々を深々と取り上げる。


■読み終わって
プロレス初心者の自分が知りうる過去5年間でも大きく変わった。
メジャーでは三沢さんが『NOAH』、橋本さんが『ZERO-ONE』を作った。
さらに言えばインディー団体に関しては、全てを把握できるのかも怪しい。
それだけプロレス団体が多様化し、分散化しているのは事実である。


巻頭対談の三者は新生UWF時代には、東京ドーム進出で6万人を集めた。
それだけのセンセーショナルを起こした団体でさえ、分裂し全てが消えた。
どんな団体にも興隆があり、順風満帆でずっと来た団体なんてないであろう。


今年、ノアは2度目の東京ドーム大会で6万人を動員して大成功を納めた。
ファンからすれば、これからも大丈夫だと思っていたが、一寸先は闇なのだ。
業界の怖さ、そして常に“絶対”はないということが改めて知ることが出来た。