ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

昨日の『双恋』

まずは自分の視聴前の予想としては『優也→アキオ』となると思っていた。
だが、いざ見てみると優也は完全にライバルキャラとして確立されたのだ。
同時に、主人公の美少女独占状態が音を立てて崩壊した瞬間であった。
下手すると韓国ドラマのような四角関係にもなり得るとも私は大いに勘ぐっている。


優也のポジションとして重要なのは、望の知らない一条姉妹を知ってること。
また、彼自身が明確な進路へのヴィジョンを持っていることが望と対称的であること。
そして優也の「薫子が好き」という宣言から、望の立場に大きな変化が訪れる。
前回までは『もし、二人から好かれていたらどうしよう』というものだった。
今回の話で『では、自分は本当は誰が好きなんだろう』となったのではないか?
これが従来の萌えアニメ主人公に必要とされなかった、主体性の要求ではないか。


では、何故、アニメ版の桜月姉妹が一歩引いたポジションなのか?
それは一条姉妹との対比ではないだろうかと私は考える。
一つのコンセプトとして『似ているようで違う』というのがあるとしたら
桜月姉妹に求められているのはタイピカルな双子像ではないかと私は考察する。
それを比較させることで、一条姉妹はその違いを強調されているのではないだろうか。


となると薫子・菫子・望・優也の駆け引きが今後の焦点となるのではないか?
こうなってくると沙羅・双樹はどうなるんだろうね。