ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

サッカー「川崎フロンターレ−サンフレッチェ広島」

前節までの時点で自力優勝がなくなった川崎、
J1に昇格するには川崎が勝って新潟が負けるしかない。


試合開始ともに一進一退が続く。さすがにJ1復帰を早々に決めただけのことはある。
川崎は前半23分、今シーズンから加入したアウグスト選手のフリーキックで先制する。
だが、広島も35分にPKで同点に追いつかれる。
そのまま前半終了、ハーフタイムに他会場の途中経過をオーロラヴィジョンで確認する。


「新潟 1−0 大宮」


わずかに遮った「絶望」の二文字、それでも目の前の試合に集中した。
後半に入っても両チームは決定力を欠いて勝ち越し点はなかなか入らなかった。
川崎もピンチは多かったが今日はキーパーの吉原選手がファインセーブを連発してそれを必死に防ぐ。
だが、終盤にさしかかった35分に我那覇和樹選手のシュートがゴールネットを揺らす。
川崎に2点目が入る、22000人の観客同様は歓喜の渦が巻き起こる。
この2点目を守りきり試合終了、最終戦を勝利で飾る。


あとは新潟の結果待ち、その瞬間を観客・選手が一緒に待つ。
そして、我々サポーターが見たものは


「新潟 1−0 大宮」


悔しかった、『今年こそはJ1へ』という思いが例年より大きかっただけになおのことだ。
石崎監督を今年もJ1に連れて行くことが出来なかった。
最後にサポーター席に挨拶に来た社長や応援団の人も泣いていた。
私も必死に涙を堪えていた、わざと笑ってごまかそうとした。
こんなにもつらいことはなかった、3年前に降格した時のショックよりも私には大きかった。


来年もJ2、近いようで遙かに遠いJ1への扉…。
でも、私は諦めない。なぜならこのチームが好きだから、同じ夢を見ているから。
だから、来年も私は熱く応援していきたいと思う。