火曜日は、バンコクにあるラジャマンガスタジアムまで足を運び、W杯アジア最終予選の日本代表とタイ代表の試合を観戦。
海外でのサッカー観戦は、ACLで浦項スティーラーズでの試合に足を運んで以来の2度目の経験。
海外に行くのも久々だったので、今回はJFAのオフィシャルツアーを利用しての参戦となりました。
(トヨタ、ホンダ、ヤマハをはじめ日本メーカーがタイのモータリゼーションを牽引)
試合当日はホテルからバス移動。予想通りの大渋滞。交通量の多い市街地にあるということもありますが、スタジアム到着前からアウェイの洗礼を浴びたような感覚(正解じゃない)。
(バンコクではサッカー関連の広告を多く発見。サッカー人気の高さを実感する。)
スタジアムに到着すると活気に満ち溢れた光景が目に飛び込んできました。
(スタジアム前にはパラソルを広げた出店が多数。代表関連のグッズには人だかり。)
屋台も多く出店していたり、スタジアム周辺で記念写真を撮るタイ代表のサポーターも多数おりまして、お祭りモード全開でした。
(バスを見つけた人がドッと押し寄せて、カメラで激写されまくる案件が発生)
そんな風景を見ながらスタジアムに入ると、タイサポーターにバス囲みに合う案件が発生(汗)とは言っても、穏やかな感じというか、物珍しい感じで写真をバシバシ取られていたり。流石にバス内では「サポーターですから」「選手じゃないから」のツッコミ発言多数(当方含む)。
(スタジアム前で決起集会を開催するタイ代表サポーター。発煙筒もバンバン使う。)
緩やかな歓迎ムードで一安心、と思ったら血気盛んな集団が発煙筒が焚かれたり、旗の海があったり、決戦モードの人たちの集まりがスタジアム前で展開(温度差ありすぎ)。
タイサポーターの気迫。絶対に負けられない! pic.twitter.com/dxLl2JklNY
— グラッデン (@yoshi141) 2016年9月6日
この試合に対するタイサポーターの熱い思いが自分にも伝わってきました。
(氷を大量に入れたカップにビールを注ぎ込む斬新なスタイル。喉は大いに潤いました。)
気迫に負けないよう、珍しく会場前で麦成分の多目の水分を補給。
(入場ゲートは荷物・チケット・金属の三段階チェック)
セキュリティは厳しいというよりは、席にたどり着くまで何回もチェックが入る。
(コンコースに設置されたタイ代表チームのバス)
私はホテルに置いてきましたが、一眼レフカメラも持ち込み禁止ということで何人もの方が没収になっておりました。
(バックスタンドが取り壊し前の国立競技場を彷彿とさせる)
到着した日本の応援エリアは、メインスタンドの一角。
(入場直後、アップ前に芝生の確認等のためにピッチに現れた日本代表イレブン)
一方、両サイドのゴール裏とバックスタンドに陣取るタイのサポーターさんは試合前から熱い応援を展開。
コール中心地をリレー形式で繋いだり、国旗のビッグフラッグを展開したり、一体感のある応援には正直驚かされました。
(客席からのライトの光等、様々な演出で選手たちを鼓舞するサポーター)
選手入場時、4種類のビッグフラッグ+コレオグラフィー+ペンライトと物凄い応援演出。
入場時のタイのビッグフラッグやコレオグラフィーはどれも凄かった。ただし、ムエタイのイラストで「This is Thailand」と書いてあったので、キャプ翼のワールドユース編の再現になりかねないか不安になった自分がいた(汗) pic.twitter.com/WqhHiNN5dw
— グラッデン (@yoshi141) 2016年9月6日
準備も含めて大変だったろうなとサポーター目線も入りつつ、ガチ度の高さを改めて実感しました。
試合は、開始直後こそボールの握りあいになりましたが、徐々に日本がボールを支配する展開。長いボールを入れてサイドを動かしながら、一気に攻め込むかたちで相手ゴールに迫りました。
しかし、決定機を多く作りながらもゴールを奪えない展開。押しこみながら追加点を奪えない状況に加えて、タイサポーターも選手を後押しする姿勢を全くブレずに行なわれていたり、正直見ていて怖かったです。
(ゴールした浅野選手と祝福する他の選手たち)
だからこそ、後半に何とか奪った浅野選手のゴールは大きかったかと。継続した試合出場機会を得ているのは監督の期待の表れだと思いますし、クラブや代表でも頑張っていただきたいところ。
(試合後、インタビュー後に日本サポーターの歓声に応える原口選手)
また、観戦位置の関係で見えづらかったですが、原口選手のプレーが印象に残りました。球際の強さや酒井と連携した鋭い突破を見せたり、良い動きを見せていたかと。おそらく、ハリルホジッチ監督の求めるスタンダードを攻守で満たせている選手の1人だと思いました。
アウェイ独特の雰囲気、高温多湿で雨も降ったり止んだりの試合環境を含めて厳しい試合だったと思います。それだけに何とか勝利を収めることができたのは良かったと思いますし、イレブンの奮闘も心強く感じました。
もちろん、決定機に対する精度やコンディションの部分をはじめ、課題は多くあると思いますし、次の試合を迎えることになります。こうした経験を踏まえ、代表チームに対して、エゴをぶつけるのではなく、1人の日本のサッカーファンとして真っ直ぐに応援していきたいと思います。
(挨拶するタイ代表イレブン。お疲れ様でした)
試合後、日本側に挨拶をしてくれたタイ代表イレブン、そして試合後も選手たちへの応援を続けたサポーターの姿が印象に残りました。
(試合が終わっても応援を止めないタイサポーターの素晴らしいサポート精神に拍手。)
熱さと暖かさに包まれた空間で応援した経験は、忘れられないものになりました。世界は広い、だから面白い。