ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

映画

映画が描いたメディアの現場

(現在公開中の『SCOOP!』。ポスターも写真週刊誌風である) 最近はダラダラと『firmarks』に感想を書いておりまして、本ブログでは久々に映画に関する記事を書きます。自分は、邦画・洋画問わず「見たい」映画を見ているのですが、媒体も時代も異なるメディ…

読了・アサイ『木根さんの1人でキネマ』

木根さんの1人でキネマ 1 (ジェッツコミックス) 作者: アサイ 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2015/12/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る 〇 映画を観るって事はね「鑑賞」でなく「体験」なのよ‼(by木根さん) ヤングアニマルのWe…

『Wake Up ,Girls! 青春の影』

2014年1月に劇場作品が公開され、同時期にテレビシリーズが放送されたアニメーション作品『Wake Up,Girls!』(以下「WUG」とする)の続編(前後篇の前篇)。本作の主なあらすじと感想は以下の通り。 〇 物語 仙台を拠点に活動する7人組のアイドルグループ・…

『マッドマックス 怒りのデスロード』

■ はじめに:マッドが解き放たれた立川シティ今更ながら『マッドマックス 怒りのデスロード』(以下、「怒りのデスロード」)の感想を書きたいと思います。公開直後に3DIMAXで見た時は、様々な意味で圧倒され、言葉にならない衝撃を受けて感想を書ける状態で…

『インサイド・ヘッド』

少し前に見てきたので今更ながら感想を。当初は『バケモノの子』と「東映まんがまつり」風にまとめて書こうと思ったのですが、文字数が増えてしまったので1本化。少しお子さんには難しい映画かもですが、親子で見る映画としてはおススメ。安心安定のピクサ…

『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』

〇 はじめに:乃木坂46の「物語性」 「歴史絵巻のようだ」 今年2月、乃木坂46のバースデーライブを見に行った後、素直にそう思いました。3周年記念ライブは「2月の西武ドーム」という会場設定だけでもサバイバル感を駆り立てられましたが、終わってみれば…

『海街diary』

■「優しい」日本映画 先日、TOHOシネマズ日本橋で映画『海街diary』を鑑賞。吉田秋生氏の同名コミックの映画化、監督は『そして父になる』等の是枝裕和監督。予告編等から期待値の高さはもちろん、本作の中核を担う4姉妹に綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、そ…

『百日紅 -Miss HOKUSAI-』

昨日、TOHOシネマズ日本橋で原恵一監督の『百日紅 -Miss HOKUSAI-』を鑑賞。予告編を劇場で拝見してから、公開日を何度も確認するくらい楽しみにしていた映画なのですが、想像以上に自分の大好物の内容でした(笑)見終わった後、心の中でガッツポーズしてし…

『私の少女』

昨日、新宿武蔵野館で韓国映画『私の少女』を鑑賞。遠征中に読み込んでいた『映画秘宝』6月号の作品紹介ページで拝見し、内容等が気になっていた映画です。非常に見応えのある作品で、足を運んで良かったです。主なあらすじと、映画を見て感じたことは以下…

『セッション』

〇 スポーツ観戦者の視点で見る『セッション』 先日、TOHOシネマズ新宿で『セッション』を鑑賞。劇場で見た予告編のインパクトも大きかったことから、公開前から楽しみにしていた映画の1つです。アカデミー賞3部門に輝くなど、注目度も高まっていただけに…

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました 』

■ 激しい空腹感に襲われる映画 金曜日にTOHOシネマズ日本橋で『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』を鑑賞。予告編から気になっていたのですが、漫画やドラマで「食」を取扱った作品を継続的に見ていたことから、テーマ的にも気になっていた映画でした…

『幕が上がる』

■ 行こうよ!全国 ももいろクローバーZ(以下「ももクロ」)主演映画『幕が上がる』を鑑賞。昨年から今年にかけて、気になるアイドル映画が充実している印象です。ある意味では「アイドル「映画」戦国時代」とでも言うべきでしょうか、アイドルも映画も好き…

『アメリカン・スナイパー』

■ 「重み」を感じる作品 昨日は、TOHOシネマズ日本橋で『アメリカン・スナイパー』を鑑賞。公開1週目ということで、21時という遅い時間にも関わらず多くの人が足を運んでいました。見終わって、明日が休みという日で良かったと思うくらい「重い」というのが…

『フォックスキャッチャー』

■ 実際の事件にもとづいた映画 今年、最初の映画の感想。毎年、この時期はアカデミー賞候補作品が日本の映画館でもズラリと並んでくるので、映画ばかり見ております。今回、私が見てきたのはブラッド・ピッド主演の異色の野球映画『マネーボール』の記憶も新…

『2つ目の窓』

■ 神秘的な空間の中で対峙する「生」と「死」 月曜日に新宿ピカデリーで映画『2つ目の窓』を見てきました。国内外で注目度の高い河瀬直美監督の最新作ではありますが、私個人としては河瀬監督作品を見るのは初めて。映画館で見た予告編の内容に惹かれてみた…

『THE NEXT GENERATION パトレイバー』第3章

■「今日も日本は平和です」 火曜日に新宿ピカデリーで『THE NEXT GENERATION パトレイバー』第3章を見てきました。春からスタートしたシリーズも、早くもエピソード5まで到達。本当、マノフレとしては嬉しい限りです。今回も、しょーもない、バカバカしい…

『her 世界でひとつの彼女』

■ 「住む世界も生きる場所も違う二人」 昨日から日本公開の映画『her 世界でひとつの彼女』を見てきました。町山智浩さんの映画コラムで紹介されてから、日本公開を楽しみにしていた作品です(笑)変化球な恋愛映画として、または近未来を描いたSF的な見方も…

『THE NEXT GENARATION パトレイバー』第2章

■ 「そこを何とか」 新宿ピカデリーで限定公開中の『THE NEXT GENARATION パトレイバー』第2章を見てきました。1、2カ月ごとに新しいエピソードが公開されるという形式は、マノフレであり、作品ファンとして実に嬉しい話です。今回は押井監督の手がけたエピ…

『ヴィオレッタ』

■ 「凡人」か?「普通」か? 先週、渋谷のシアターイメージフォーラムで映画『ヴィオレッタ』を鑑賞してきました。映画の内容を知った時から気になっていた作品で、公開している劇場が限られていたので、見に行けて良かったです。映画の内容については、面白…

『THE NEXT GENARATION パトレイバー』

■ 2014年の『パトレイバー』 金曜日に新宿ピカデリーで限定公開中の「THE NEXT GENARATION パトレイバー」を見てきました。学生時代は押井守監督の信者であり、真野恵里菜さんのファン(=マノフレ)でもある自分からすれば、本作は夢のような作品です(笑)…

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

TOHOシネマズ渋谷では『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を見てきました。ディカプリオ出演作品は、何気に昨年も劇場で『ジャンゴ』と『華麗なるギャツビー』を見ていたので、すっかり彼の怪演技を楽しむという姿勢になっている気がします(笑)。そうし…

『少女は自転車にのって』

■ 我々が知られざるサウジアラビア 年末に神保町の岩波ホールでサウジアラビア初の長編映画『少女は自転車にのって』を見てきました。世界随一の産油国として知られるサウジアラビアという国ですが、その国の実態や社会について私はほとんど知りませんでした…

『スティーブ・ジョブズ』

■ 「君は優秀だが、クズだ」 少し前ですが、映画『スティーブ・ジョブズ』を見てきました。物語は、アップルコンピューター創設者のジョブズ氏が友人と会社を立ち上げ、大きな成功と挫折の経験を経て、再びアップルに戻るまでの過程を描いています。<ドラマ…

『アイアンマン』

■ メタルヒーローの憧れた男子向け映画? 主人公のトニー・スタークスは、父の代から続く兵器会社の社長。 彼は、様々なアイディアで多くの兵器を開発し、会社を成長させた。 そんな彼が新兵器披露ために訪れたアフガンでテロ組織に拉致される。 拘束先で、…

『華麗なる週末』

■ 大人の世界を垣間見た少年は何を感じたのか? 舞台は20世紀初頭のアメリカ。地元の大農場を経営するボスは当時は珍しい 自動車を購入する。ボスの使用人であるブーンには、黄色いボディの四角い箱は あまりに魅力的であった。ある日、ブーンはボスの留守を…

『僕らのミライへ逆回転』

■ 蘇る名シーン? あの映画を撮ってみた 廃れたビデオショップの留守番を頼まれた若手店員・マイク。 しかし、大事件発生。何と、発電所で感電し、電磁波を帯びた 友人のジェリーが店内のビデオテープの中身を全て消してしまう。 店長の監視役の目を誤魔化す…

『アメリカン・ティーン』

■ 十代だって、十代なりに大変なことが多い(と思う) インディアナ州のある町で暮らす高校生を密着取材した映画。 タイプも性格も異なる5人のアメリカの10代の日常を映し出す。 タカビーの女王様、スポーツマン、オタク、映画監督志望と様々。 作中では失恋…

『迷子の警察音楽隊』

■ 不器用ながらも、ほのぼのとした交流を描く 物語は、アラブ文化センターの開館イベントに演奏参加するため、 エジプトの警察音楽隊がイスラエルまでやってきたところから始まる。 これといった出迎えもないため、独力で目的地に向かおうとするのだが 若い…

『40歳の童貞男』

■ アメリカでは魔法使いへのクラスチェンジはないのか? 主人公・アンディは電気店で働くフィギュアやゲームが趣味の40歳。 頭数を合わせるために参加したポーカーの席で彼は童貞であることが バレてしまう。同僚達は、何とか彼を大人にすべく立ち上がるのだ…

『恋はデジャ・ブ』

■ 田舎町で同じ日をすごし続ける男 地方テレビ局の天気予報士のフィルは、祭りの取材のために小さな町を 訪れる。帰る途中、吹雪のためにフィルたちクルーは町に戻ることになる。 翌朝、フィルは昨日と同じ調子で話すラジオで目を覚ます。外を見れば、 昨日…

夏のアニメ映画3WAY(2):『スカイ・クロラ』

(最近は単館ロードショーが続いたからな、このギャップが凄い(笑) ■ 押井監督は何を伝えたかったのか?(ネタバレ系は白字で書いてます) 初日舞台挨拶の回で見てきた。監督の「こけたら辞める」が笑えるようで笑えない。。 本作は就職活動が終わる前後から、…

夏アニメ映画3WAY(1):『崖の上のポニョ』

■ 柔らかく、淡い、イメージの洪水が襲ってきた! 一昨年は『ゲド戦記』を劇場で見てガッカリな思いをしたが、今年は迷わず鑑賞を決意。 さらに『キネマ旬報』(8月上旬号)を読んで、『スカイ・クロラ』前に見ておこうと思った。 宮崎監督の新たな挑戦への期…

メモ:押井守監督とともに語る新作『スカイ・クロラ』のためのシンポジウム

7月22日に早稲田大学で開催されたシンポジウム。『スカイ・クロラ』鑑賞前に 情報整理を兼ねて、そのイベントで印象に残った監督のコメントをまとめてみる。 ■ 「時間」や「生と死」の見える化に向けた戦略とは何か? これは、今回のシンポジウムのパネラー…

『Dolls』

■ 圧倒的色彩に潜む残酷さ 何となく見たくなって、学校の帰りに借りて、4年ぶりくらいに鑑賞。 ドキドキしながら見るためか、最初は止めながら、少しずつ見進めていた。 公開当時、高校で『Dolls』を取り上げた英語の記事を読んで興味を持った。 記事の内容…

『サンキュー・スモーキング』

■ ロビイストという職業を面白おかしく垣間見る 物語は『タバコ研究アカデミー』に務める主人公がネガキャンを払拭しようとする話。 主人公はメディアや各地を飛び回って奮闘するのだが、スキャンダルに巻き込まれ…。 自分に限らずとも「タバコは体に悪い」…

『めがね』

■ 人と人の繋がりの温かみを知る 物語は、主人公の女性(小林聡美)が旅行である島を訪れたことから始まる。 マイペースで密に接していく住民に対して、最初は距離を置いていた女性だが、 次第に交流を深めていく。彼女を追って、編集者(加瀬亮)も島にやっ…

レンタル:『キサラギ』

■ あらすじは 2月4日は、グラビアアイドル・如月ミキが亡くなった日である。 一周忌を迎えたこの日、ミキのファンサイトの常連の五人が集まった。 当初はミキとの思い出に花を咲かせていたが、次第に死の真相に話題が移り…。 ■ 感想:ミキちゃん×3(拳を…

【短期連載】2007年総括・映画編

(何だかんだでアニメ映画ばっかりセレクトするんだよな…) ■ 当ブログ恒例?の年間総括を実施 今年は『読書編』カット、映画・プロレス・声優イベント・アニメの編成。 シュートさ満点で時間をかけて書きたいので今年は「アニメ編」をトリにと。 年末は親戚…

『真・女立喰師列伝』を見てきた

(シネクイントでは30日まで上映、もう一回は見ておきたい) ■ 5人の監督による『立喰師』オムニバス映画 昨年公開された『立喰師列伝』からスピンオフした、新たなる立喰師達の物語。 押井守監督だけでなく、神山健二監督や神谷誠監督などの5監督による…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を見てきた

■ 2015年に三十路突入の「セカンドインパクト世代」な当方 今回の劇場版「序」は大方の予想通り、『決戦、第3新東京市』までのエピソードを。 とりあえずAパート(−4話)とBパート(5・6話)*1に分けて、感想を述べたいと思う。 シンジが『ネルフ』とい…

まだまだ立喰師:『真・女立喰師列伝』

真・女立喰師列伝 ■ 押井・神山監督などのオムニバス映画 『立喰師列伝』、外伝、これで早くも3度目の映像化となった本作。 今回のメンツも強烈な個性を放ちそうですが、何よりも気になったのは 『歌謡の天使 クレープのマミ』 監督:神谷誠/主演:小倉優…

『大脱走』

■ 常に緊張感、そこが良い 前にBSでやってたのを見たのだが、途中から見たのでDVDを借りてきた。 大作なので休日中に課題をやりながら見てました、課題は進まなかったが。 冒頭を見てなかったので、これが実話を元にして作っていたのは知らなかった。 脱出ま…

【短期連載】2006年総括:映画編

■ 私的総括:二桁超え 今年は授業なかったり、サボったりで映画館に10回以上行ってたことに。 複数回行った『ZⅢ』と『立喰師』を省くと、正確には7作品ほど見に行った。 見に行きたい作品も多かったのも事実だが、時間があるというのが良かったか。 ■ 記…

バーターですか?:『ピンチランナー』

■ モーニング娘。主演映画 id:tennbinn君が「俺様がきらレボを見せたんだから」と脅されました(嘘) 高校時に「見に行こうぜ!」と言って友人をドン引きさせた記憶が、痛てて。 それで見に行きませんでした、そんなこともあって、今回初めて見ましたよ。 物…

『砂漠の戦場 エル・アラメン』

■ ということで、最新巻から ↑で紹介されている作品の一つ、地元のTSUTAYAで見つかったので。 本編は第二次大戦中の北アフリカのエル・アラメンの戦いを描いたもの。 同盟国のドイツ軍に取り残されてしまったイタリア人部隊の奮闘が光る! イタリア人カコイ…

アニメバンプ論・特別編:『パプリカ』

(公開前から印象に残ったパプリカの表情) ■ 筒井康隆×今敏=? 物語は、先端技術で作られたサイコセラピー装置による精神治療から始まる。 その装置とは患者の夢の中に入り込んで、相手の夢から治療を施すモノだった。 そんな画期的な装置“DCミニ”が何者か…

『ボウリング・フォー・コロンバイン マイケル・ムーア アポなしBOX』

■ 目当ては『THE BIG ONE』 セットで付いてきた『THE BIG ONE』は日本未公開作品で見たかったので。 この作品は、マイケル・ムーアが本の講演会で全米を回った旅中の出来事。 各都市を周りながら、彼は業績好調なのに解雇される労働者に目を向ける。 これは…

『姉のいた夏、いない夏』

■ タイトルと雰囲気は私好み 物語は60年代から70年代、欧州を旅行中に自殺してしまった姉。 その姉の死から数年後、姉を慕っていた妹が姉の足取りを追って欧州へ。 滞在中に訪ねた姉の元恋人の証言などから、姉の死の謎がわかっていくが…。 「タイトルで…

飛行機で見た:『ALWAYS 三丁目の夕日』

■ 知らないはずの懐かしい匂い 文学賞を目指す駄菓子屋兼児童文学の物書き、自動車修理工の一家。 集団就職で青森からやってきた少女、水商売から足を洗った飲み屋の女性。 必ずしも豊かでない生活、でも人々が希望や夢をもって進んでいた時代の話。 物語は…

『ゲド戦記』を見てきた

■ 実は18年ぶり… 当方もジブリは大好きだが、劇場で見たのは『となりのトトロ』以来。 母にも聞いてみたが、『トトロ』以外は映画館で見に行ってはいないようだ。 ということで18年ぶりの映画館でのジブリ作品、意欲だけ全開!